参考資料「A神社奉納の刀からヒト由来のDNA」※2021年06月07日 Y日報(夕刊)より抜粋

 Y文化大学の民俗学研究チームは6日、A神社(H郡A村)に奉納されている「蛇殺しの刀」からヒト由来のDNAが検出されたと発表した。

 チームはY県内の民話に関して研究をしており、今回の発表はA村に伝わる「大蛇と巫女」に関する研究結果。


 H郡では「巫女が村人と協力し、大蛇を退治した」と伝わっているが、一部では「村人が巫女を裏切って刀で斬りつけ、生贄として大蛇に捧げた」という話も残っている。

 太刀は大蛇退治の際に使用されたものとみられていたが、ヒト由来のDNAが検出されたことで「生贄説」がより濃厚な線になってくるとのことだ。

 またその後の伝承も併せて伝わっており、「巫女の呪いにより、村の中から腕を失う者が出た」「大蛇と巫女の霊を奉り、A神社が建立された」などの話もある。


 H郡ではこの民話にあやかり、巫女と蛇を合わせたゆるキャラ「にゅるみこ」が人気を博している。

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