ピアノの先生として、目の不自由な少女に演奏をした「俺」。他の演奏家が凹まされてしまうという彼女の評価は……。シンプルで短いお話ながらも、ほのぼのできる一作。少女の語る言葉生き生きとして、目の前に広がっていきます。なんだかんだ言ってみても、心の変わらない部分はずっと変わらないようです。自分の心を丸裸にされてしまう少女の評価は、恐ろしいながらも聞いてみたくなりました。