音声入力であそぼ
せっかくなので、音声入力をいくつか試してみることにする。
ひとまず早口言葉編
「あかまきがみ、あぼばきがき、きがまきがきがが」
―― 赤巻紙青巻紙黄巻紙 ――
滑舌悪いのは先に述べたとおりだが……。
あれ?
ちゃんと入力されてる?
「ながぐみ、なばごげ、なまたまご」
―― 生麦生米生卵 ――
さすがに生卵は発音できる。いつも卵かけご飯でお世話になっているせいだろうか。
他の二つも、ちゃんと変換された。
有名な早口言葉は、予測変換か何かで補正してくれるようだ。
―― 隣の柿はよく柿食う客だ ――
あ、ちょっと間違えた。でもこれは補正されない。
―― 隣の客はよく柿食う客だ ――
ゆっくりそしてはっきり話せば、ちゃんと認識してくれる。
しかし、音声入力の例としてはこれでいいのだが、早口言葉としては間違っている。
―― とないの客はよく客きゅう客だ ――
やっぱり早く話すと駄目だった。
とはいえ、ある程度形は整っているので、早口言葉としては(自分にとっては)言いやすい部類に入るようだ。
でも、一部完全に破綻したのに復元してくれた前二つとは違い、なぜかやっぱり補正はしてくれなかった。
では次の入力の用意を。
「かぎかっこ、かぎかっことじ」
―― 改革派八事10 ――
え?
しゃべりすぎて、普段から悪い滑舌がさらに悪化したらしい。
ちょっと休憩。
麦茶でのどを潤し、入力実験を再開する。
オリジナルの早口言葉などさすがに難しいので、以前某国営放送で見たものから引用する。生ウニに当たる部分ははっきり思い出せない。たぶん別物だったと思う。
「生ウニ、生マナマコ、生マナガツオ」
―― なのになママが叶うママが八尾 ――
やはり早口言葉は苦手。
◆
次は固有名詞編。
―― プテラノドン、トリケラトプス、ティラノサウルス ――
さすがに有名どころはちゃんとカタカナに変換してくれるようだ。ちょっとこちらの滑舌が悪くても修正もしてくれる。
―― アノマロカリス、オパビニア、ハルキゲニア ――
これも結構有名か。
―― スティラコサウルス、バシロサウルス、アミノサウルス ――
スティラコサウルスはトリケラトプスと同じケラトプス科の恐竜、あと二つも恐竜のような名だが、バシロサウルスはクジラ類の絶滅種(哺乳類)、アミノサウルスという生き物は存在せず、これはクラミドサウルス(現生のエリマキトカゲ属の学名)の誤変換である。さすがに学名はマニアックだったか。
マイナーな種名を挙げて、どの程度まで行けるかなどと言い出したらきりがないので、今回はこのあたりで。
本作もこれで終了とするが、またネタを思いついたり、音声入力のNG集などできたら、また追加することもあるかもしれない。
<終>
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