第2話 プロローグ(2)
「よし、じゃあみんな、」とアルベルトが呼びかけるとみんながアルベルトの方を向いた。
「次に職業の下を注目してくれ、能力値と出てるはずだ。」
みんなが目の前を見てる、目の前の画面を見たのだろう。私も画面を見る。
能力値 ポイント100点
Lv 10
生命 64
魔力 729111
力 10+(Lv+(Lv×0割))
持久 10+(Lv+(Lv×1割))
素早 10+(Lv+(Lv×3割))
器用 335+(Lv+(Lv×5割))
知力 547+(Lv+(Lv×4割))
神力 7262+(Lv+(Lv×10割))
運命 128+(Lv+(Lv×3割))
右の画面に説明が表示された。
*能力値とはこの場所でのみ意味を持つ値である。Lv補正以外はこの場所を去る時、関連する能力へと変化する。
*Lv補正はLvの変化に応じて割合の値分増減する値。
*Lvと生命、魔力、各能力値は直接は上げられない。
*Lvは成人まで、誕生日毎に1上がる。他にも行動することでLv・力・持久・素早・器用・知力・神力・運命の関連する能力が上下する。
*力・持久・素早・器用・知力・神力・運命の割合のみ上げることが出来、1つ上げるのにポイント5を必要とする。
*生命=力+持久+素早
*魔力=器用+知力+(神力=信仰×100)
*カスミは神族なので神力、他者は神への信心を信仰として表示される。
*成人時のLvは種族ごとに異なる、基本15~20。
*成人以後、Lvを上げるには生命・魔力を使う行動しかない。
*カスミは神族でも10歳なのでLvは10、成人するまでLvが毎年1上がる。
*神力と信仰は元々別の物だが、神力は信仰の100倍として換算。
*神力は魔力の代わりになるが、逆は無い。
私は神族なので成人するかどうかは自分で決めることができる。
子供を作るには成人しないと出来ないのでタイミングが難しいな。
能力値は高くしたい、しかし世界樹は成長が遅いので早く木守りの一族を育てたい。
能力値を上げれるだけ上げるのはどうだろうか?
上げられるのは7ヶ所、最大20を振り分けられる。
神力だけに極振りしようか、平均に3づつ上げてどれか1ヶ所だけ2にしようか?
アルベルトがポイントの割り振り中に、声を出した。
「右の画面にポイントと+ーできる項目が出てると思う。」
「ポイントを全部使うとさらに下のスキルの取得が出来なくなるぞ、半分は残しとく方が良い。」
慌ててポイントの割り振りを戻して、全部で50ポイントを使って下記のように能力を設定した。
能力値 ポイント50点
Lv 10
生命 66
魔力 729612
力 10+(Lv+(Lv×1割))
持久 10+(Lv+(Lv×2割))
素早 10+(Lv+(Lv×3割))
器用 335+(Lv+(Lv×5割))
知力 547+(Lv+(Lv×5割))
神力 7262+(Lv+(Lv×15割))
運命 128+(Lv+(Lv×5割))
次にさらに下へ視線をやると、取得スキルの表示が出てきた。
取得済みの権能・職業・スキル(能力+知識)
神の権能、魔術、付与、錬金術、長柄術、体術
取得できる職業(職能+知識)(ポイント5使用、Lvを上げるのにポイント5)
王族、貴族、騎士、商人、農、狩、石工、鍛冶、木工、医、薬、革、etc…
取得できるスキル(技能+知識)(ポイント3使用、Lvを上げるのにポイント3)
鑑定、空間把握、頑健、成長、魔目、隠匿、目録、忍術、etc…
取得できるスキル(技能+知識)(ポイント1使用、Lvを上げるのにポイント1)
察知、直観、罠、鍵、棒術、剣術、槍術、弓術、走術、格闘術、etc…
医、薬、を取ってLvを上げて合計20。鑑定、忍術、空間把握、でLv上げも含めて27。残りで察知、直観、罠を取り、全部で50。
これで能力値の割り振りは全部使い切った。(なぜこんなことをするの?)
心がざわつくが気が付かない振りをして、誤魔化す。左の画面の現在の表示は下記のようになる。
名前 カスミ・ヴァン・シルフィード
年齢 (10歳) 36歳
種族 (エルヴァン神族)妖精族
職業 (神聖)魔術師、 長柄術師
能力値 Lv 10
生命力 66
魔力 729612
力 21=10+(Lv+(Lv×1割)
持久力 22=10+(Lv+(Lv×2割)
素早さ 23=10+(Lv+(Lv×3割)
器用値 350=335+(Lv+(Lv×5割)
知力 562=547+(Lv+(Lv×5割)
神力 7287=7262+(Lv+(Lv×15割)
運命値 143=128+(Lv+(Lv×5割)
取得スキル
神の権能(神族のみの権能)
魔術Lv5(MAX)、付与Lv3、錬金術Lv3、長柄武器Lv2、体術Lv1
医Lv2、薬Lv2、鑑定Lv2、忍術Lv2、空間把握Lv2
察知Lv1、直観Lv1、罠Lv1
画面を眺めていると、アルベルトが話し出した。
「みんな、振り付けは終わったようだね。」
何故かその声は魅惑的で魅かれるものがある。彼の子種で一族を作りたくなった。
世界樹を植える場所が見つかればその時成人しても良いかも?
「パーティー登録しようよ、登録申請を送るね。」(ゲームじゃないんだから…。)
エッ…?
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