セイラと藤原

「——こんにちは」


 窓際の席に座る女性から始まる社交辞令。

その声は驚くほどの透明感を含んでおり、藤原の鼓膜に当たり障りもなく届いた。


「こ、こんにちわ……」


「あら、酷く全身が濡れてますね。外の雨で寒かったでしょう?」


「そうっすね。ははは……」


 ニコニコと擬音が聞こえてきそうな笑顔の女性に対し、藤原は目線を下に向けて頷くことしかできなかった。藤原の頭の中は「真っ白」だった。何を考えようとも、それは白色ですぐに塗りつぶされて消えてしまう。そのせいで、女性からの軽いコミュニケーションも満足に繋げれない状態だった。

 

 喉の奥が乾き、ハッ、ハッと呼吸が荒くなるのを感じる。彼は目が回るような気分に襲われ、意識は幾分か朦朧としていた。どうしてこんなにも言葉が出てこないのか、目の前の女性を直視できないのはなぜかと、原因不明の情動で彼の中は埋め尽くされた。

 この心境は藤原にとって初めての体験だ。それは恋でもなく、恐怖でもなく、悲しみでもない。言うなれば大学の合格発表の時に彼が感じた、「」の感情に近いだろうか。


「あっ! 全然前の席に座っても大丈夫です。とりあえず体を休めないと風邪をひきますよ?」


「じゃ、じゃあ失礼します」


「たしかカバンに拭くものが……あった。小さいですが、どうぞこのハンカチ使ってください」


 藤原の眼前に肌色のハンカチが差し出された。流されるまま椅子に座った藤原は訳もわからず、そのハンカチを受け取る。受け取った以上使わざるを得ないので、藤原がそれを顔に押し当てると、ふわりとしたバニラの香りが鼻腔をくすぐった。ハンカチで頬、額、髪へと下から順に水気を拭き取っていく。髪先の濡れは他よりも酷く、すぐに乾きそうにないなと藤原は感じた。


「すいません、ハンカチ借りちゃって」


「いえいえ、私はそんなこと気にしませんよ」



 あんたが気にしなくても、俺が気にするんだよ。


 藤原の頭にもやっとした言葉が浮かぶ。

 長く雨で打たれたためか、彼の思考はいつもよりネガティブな方向へと走っていた。今の彼には、他人に気を遣えるほどの余裕も残っていなかったのだろう。彼の人見知りから来る警戒心の表れだった。


 藤原はハンカチで顔を拭きながら、目の前の女性を改めて観察する。少しだけ触覚を加えられた長髪に、細くて高い鼻、大きく開かれた瞼だ。誰から見ても女性の顔は100点満点と言っていいほど端整が取れている。

 それも見た目だけではない。椅子の座り方や声の大きさなどの所作から、上流階級の出身かと藤原に思わせた。だが一見、不自然ないように思えるが、彼は女性の出で立ちから微かな違和感を覚えていた。


「さてと……私、大庭おおば セイラといいます。下の名前で、『』と呼んでも構いません」


「———藤原です」


「藤原さん、ですね。この相席だけの関係かもしれませんが、仲良くしましょう」


「こちらこそ」


 セイラが軽く会釈したので、藤原も彼女の真似をするように小さく首を曲げる。

 藤原は髪先からある程度水気を取ると、軽く手櫛でいつものセンターパートの髪型に整え直した。対面するセイラは、予め注文していたであろう飲み物を一口だけ流し込み、テーブルの上にメニューを広げていた。


「自己紹介も済ませたことですし、藤原さんも温かい飲み物でも飲みませんか? ここのお店、どれも美味しいんですよ」


「あー……そうなんですか」


 藤原は見やすい向きに広げられたメニューに視線を走らせる。それは焦茶色の冊子型のメニューでページ毎に、ドリンク、デザート、ランチとカテゴリ別に区切られていた。彼は初めにドリンクのページを見て内心で2つの選択肢に思い迷う。


 最初に目が引き寄せられたのはシンプルなアメリカンコーヒーだ。これは単純に藤原が好んで日頃からコーヒーを飲むので、無意識の内に選択肢に入れていたのだった。しかし、せっかく喫茶店に来たというのに、家でも飲めるコーヒーを頼むというのは彼にとって少々勿体無く感じさせた。そして次点の選択肢はレモンティーなのだが、セイラのカップの中に同様の物があるのを藤原は見逃さなかった。


 流石に初対面の相手と同じのものを頼むのは気持ち悪いだろうか。


 そう解釈した藤原はレモンティーを選択肢の内から外す。そうなると藤原の中に残った選択肢はアメリカンコーヒーだけになる。とはいえ、この場で彼は飲み物のセンスを彼女から問われているようで気が気でならなかった。

 

 依然、それは藤原の人見知りからくる考えすぎである。


「藤原さん、どうされましたか?」


「えっ? あ、少しだけ何を頼むか迷っていて……」


「それでしたらココアなんてのはどうでしょうか? 私のおすすめなんです」


「へぇ、ココアかぁ。じゃあそれにします」


 妙な緊迫感を抱いていた藤原は、セイラからの提案にほっと胸を撫で下ろした。

 そのままテーブルの端に備え付けれた銀の呼び鈴を押して、先程の店主に「ココアを一つ」と注文する。店主はお会計表にココアと書き留めると、「少々お待ちを」と一言だけ残してカウンターに戻っていった。

 注文の後、特に会話は生まれず、セイラと藤原の間に、店のスピーカーから出るシューマンの「トロイメライ」が流れ続けていた。


 そういえば、誰かと喫茶店に入るのはこれが初めてだ。

 

 そういった気持ちを態度に出さないように意識しつつ、藤原はセイラとの気まずさに辟易していた。トロイメライがループしようとする時、この空気感を解消すべく彼は自分から話しかけようと試みる。


「それにしても、この通りに喫茶店があったの知らなかったです。よくバイトの帰りはここを通るのに」


「確かに、オープン告知などしていなかったので、あまり知名度はないでしょう」


「へぇ〜、どうりで今までわからなかったわけかぁ」


「まぁ、そもそもはこの店の存在に気づきませんけどね」


 セイラの発言に藤原は「ん?」と少しだけ息詰まる。そのセリフには何かしらの意味が含まれているように思えたからだ。どういう意味かと彼女に問いかけようとした時、左から店主がココアを藤原に差し出した。

いきなり横から現れた店主に藤原は驚いて少し椅子を引く。


「ココアでございます。ご注文は以上で?」


「えっ、はい」


「では、ごゆっくりお休みください」


 藤原の目を見据えた店主の目は、藤原に小さい警鐘を鳴らしているように思わせた。すっかり意図を聞くタイミングを損ねた藤原は、今の彼女の発言のことは忘れようとする。彼は今のは自分の聞き間違いであり、初対面での会話の齟齬は仕方ないと割り切るしかなかった。


「バイト帰りってことは藤原さんは学生ですか?」


「そう、ですね。今年で大学2年生になります」


「大学生となると、ここから近くにある矢代大学でしょうか?」


「あぁ、その、羽山大学の方に通ってます」


「あら、かなり遠い所に通ってるんですね」


「えぇまぁ、少し事情がありまして……」


 藤原はセイラから目を逸らし、声の音量を抑えて答える。

 彼は大学の近くで同学科の生徒と会うのが嫌で、バイト先だけはわざわざ遠い矢代駅まで通っていた。時間は食うが、誰にも会わずに済むという安心感は藤原にとって必要だったのだ。

 

 暗い事情に微細なわだかまりを覚えた藤原は、カップを持ち上げてココアを口に入れる。喉にココアが通った瞬間、彼はうっかり「美味しい」と漏らしてしまった。バターとシナモンの香りに、ココアと混ざり合うホイップクリームが完璧に調和していた。今まで飲むココアと比べてあまりにもそれは美味しく、藤原の気分を落ち着かせる。驚いた反応を示す藤原に、セイラは口に手を当てて静かに微笑った。


「ふふっ、そのココア美味しいですよね」


「ええ、 こんな美味しいの初めて飲みましたよ!」


「良かったです、藤原さんに満足していただけて」


 店の空気感に慣れた藤原は、未だに彼女から感じる違和感の正体に気づけないが、もうそんなこと気にしていなかった。その一方でセイラの声色は常に変わらず、考えが表情に一切現れない。

 

まさに「ミステリアス」という単語が似合う女性であった。


「正直、大学とバイトで大変でしょう?」


「はは、ほんと大変ですよ」

「今日なんかバイトでちょっとヘマやらかしちゃって、もうクタクタです」


「確かに疲れているように見えます」


「やっぱり見えます? バイト立ちっぱなしで足は痛いし、雨にも濡れちゃって身体冷えてるから——」


「いえ、身体の方ではなく、疲れているように見えるという意味ですが」


 二口目を飲もうとカップを持ち上げた藤原の手がピタッと止まる。藤原は急に自分の周りの温度だけが一気に下がる心地を覚えた。すぐさま、ジメッとした水分が腰の辺りを重力に従って垂れていく。


 眼前の女は今なんと言ったのだろうか。


 藤原は頭にいろんな思考を走らせるも、すぐには結論に辿り着けなかった。それもそのはず、今の発言が聞き間違いでも、勘違いでもないからこそ混乱していた。


 セイラは確かに今、「藤原の心が疲れている」と口にしたのだ。


 ぷるぷると震える指で持ち上げたカップを下ろすと、藤原はセイラの方へと視線を向ける。セイラの表情に変わりは無かったが、逆にその貼り付けたような笑顔が、尚も藤原に恐怖を感じさせた。


「えーっと、それは一体どう意味ですかね……?」


「そのままの意味です」

「藤原さん、今無理をしていませんか?」


「はぁ、特に無理などはしてませんけど……」


 セイラが述べる言葉に、藤原は心の内を見られているようで歯切れ悪く答えた。

 だが実際、返した答えとは裏腹に、藤原の精神は無理をするどころか、「さっさと死にたい」と思うほど崩壊寸前である。

 

 なんだこの女、何をやぶから棒に言い出すんだ?


 疑心暗鬼かつ人間不信の藤原は、孕んだ警戒心から彼女を注視する。突拍子もなく、他人の心の状況について聞いてくる奴に何の疑念も抱かない方がおかしかった。

 

「いきなりこんな事を聞いてしまいごめんなさい。きっと、不快に感じられたでしょう」


「なら、どうして……?」


「単に、藤原さんの精神状況がとても危ないように思えたからです」

「放っておくと、明日にでも死んでしまいそうで」


「俺がですか? そんな冗談はやめてくださいよ」


「私は初対面の人に対して、こんな冗談を言いません」


 藤原はどうにかして話を逸らそうとするが、どうやら彼女はそんな気は無いらしい。セイラから出る声のトーンは重苦しく、雰囲気を笑い飛ばすことは出来なかった。彼女の発言が冗談混じりではない事を理解した藤原は黙り込んでしまう。彼はまるで尋問されているかのような、追い詰められるような気分がした。

 

 自分はどの会話で彼女に隙を与えた? いつ彼女は自分の心の状況に気づいたのだろうか? 「なぜ?」や「どうして?」と言った疑問ばかりが彼の頭を埋め尽くす。


「というか一体何を根拠にそんなこと言えるんですか?」


「根拠、ですか」


 藤原は思考する前に若干ぶっきらぼうにセイラに問い詰めていた。彼は自分の内面に、ずかずかと物言いされたのが少し不満だったのだろう。しかし、当の藤原は今の自分が荒れている精神状況を露呈させている事に気づいていない。

セイラは手の指先を藤原の衣服に向ける。


「まず一つ、藤原さんの服です」


「服?」


「服の色……濡れていてわかりづらいですが、青色の服を今着てらっしゃいますよね?」


「えぇ、まぁ確かに青色の服装ですけど、それが何か関係でも?」


「実は人間は無意識のうちに、自分のメンタル状況に合わせて色を選びます」

「メンタルの調子が良い人は赤や黄色とった明清色を好み、精神状態が悪い人は黒や青などと言った喑清色を選ぶ傾向にあるんです」


 「そんなバカな」と藤原は苦笑いで言いつつも、自分の服装を改めて上から下まで視線を滑らせる。今の服装はコバルトブルーの長袖シャツに、黒のチノパンといった喑清色で構成されていた。さらに、彼はここ一週間、同じような喑清色の服装しかしていないことにじわり、じわりと思い返していく。


 認めたくない事実がそこにあった。


「ただのこじつけだと思いますけど……」


「何も根拠は一つではありませんよ」

「2つ目、それは藤原さんの爪と隈です」


「爪……ですか?」


「はい、人の爪というのは大変正直で、その人の生活をそのまま映し出すと言われているんです」

「藤原さんがココアを飲むときに拝見させていただきました」


 いつの間に。

 藤原はそんな所を見られていると思わず、虚を突かれたのを隠すように手をテーブルの下に移動させる。


「藤原さんの爪は先の方まで白く、ひび割れてらっしゃいますね」

「爪が白い原因は寝不足及び疲労の蓄積、ひび割れる原因はビタミンといった栄養の不足が挙げられます」

「生活バランスの崩壊はメンタルがブレているなによりの証拠でしょう」


「なるほど、爪だけでそこまで見抜くのは分かりましたが、隈というのは?」


「——-まさかとは思いましたが、藤原さん自身は気づいていないのですね」


 セイラは白色のトートバッグから手鏡を取り出すと、藤原の目と鼻が映るように向けた。


 えっ、これが……俺?


 鏡に映っていた自分の顔の酷さに、藤原はゴクリと溜まっていた唾を飲み込む。

彼の顔には唇の乾燥や出ニキビの他に、あまりにも気持ち悪い隈が瞼の下に居座っていた。隈の濃さは常人の物とは考えれず、アイライナーをたっぷりと塗りたくったようだった。


唖然とする藤原にセイラは言いにくそうに話を続ける。


「3つ目の根拠ですが、鬱に近い人は自分の生活や外見に疑問を抱かないと言われています」

「異常をと錯覚してしまうのでしょうね」


「そんな……」


 確かにここ一年ぐらいは自分の外見や生活について、特に意識はしたことが無かったと藤原は唖然する。藤原は彼女の持論に反論することも出来なかった。彼女の言っていることは全て彼に当てはまっているからである。いや、むしろ否定しようとする気すら起きていなかった。


藤原は寝不足の頭でどうにかして感情を整え、おぼつかない口をゆっくりと開く。


「セイラさんはなぜ、俺の状況に気付いたんですか?」


「確かに、自己紹介が少し遅れましたね」

「私は精神保健福祉士をやっており、国家資格も保持しています」


「精神保健福祉士……?」


「名前ではわかりづらいかもしれませんが、簡単に言うと心理カウンセラーみたいなものです」


 先程のセイラの知識に合点がいった藤原は納得した。心理カウンセリングすることにおいて、相手の精神状態を見抜くのは彼女にとって日常茶飯事なのだろう。故に、対面した藤原の異常性にいち早く気づいたのだ。


この人、会ったときから俺を診察していたんだな。


藤原はようやくここで、セイラから感じる僅かな違和感の理由もわかった。


「藤原さん、良ければ悩んでいる事を私に話してみませんか?」


「悩んでいる事ですか……」


「はい。メンタル改善の第一歩は相談ですから」


 セイラからは先ほどから感じていた尋問官のような雰囲気が消え、子供に寄り添う親のような声色を藤原に囁く。彼女はきっと今までこうして患者と向き合ってきたのかもしれない。和気あいあいとしたお茶会の雰囲気はもうすでになく、「相席」は「相談」に変わりつつあった

 

 彼女の提案から数十秒ほど経った後、藤原はふぅ〜とため息をつき、ポリポリと後頭部を掻きながら


「お気持ちはありがたいですが、お断りしますよ」


「そうですか……なぜ?」


「悪いんすけど、俺の気持ちは簡単に理解できるようなもんじゃないので」


 藤原はあえてセイラを突き放すように冷たく言い放った。先ほどの焦りとは打って変わり、彼の頭は冷静で何も考えず答えたわけではなかった。単にこれ以上、自分のパーソナルスペースに踏み込んで欲しくなかったのである。


 彼は孤独ではあるが、誰かに相談することで容易に変われるような人間ではないと自分で知っていた。セイラは居場所のない野良犬を見るような目で彼を見つめ続ける。


 もうダメだなこれは。気を悪くさせる前にもう帰るか。


これ以上この場にいると、辛くなってくるので藤原はそろそろ席を立つことにした。


「あー、えーっと、その、もう帰ります。今日は相席してくれてありがとうございました」


「藤原さん、待ってください」


「あのねセイラさん、俺は相談なんて……」


「違います。ココアが残ってますよ」


「はぁ?」


 腰を上げた藤原は、予想にもしなかったセイラの返答に素っ頓狂な声が出てしまった。セイラの指の先を見ると、藤原の飲んでいたココアに伸びている。確かになんだかんだで、藤原はココアを一口しか飲んでいなかったが、それが今関係しているとは思えない。


「このココアがどうかしたんですか?」


「藤原さん、席に座ってください」


「ちょ、ちょっと、なんでですか?」


「一つだけ、ある人から聞いた話を貴方にお話ししようかと思いまして」


「あっ、えっ? それと俺にどういう関係があるんすか?」


「関係あるかどうかは貴方次第です。ココアを飲み終わるまでのお供として聞いてください」

「それに、雨は?」


 セイラの言葉通り、1秒ごとにポタリ、ポタリと窓に雨が張り付いて音を鳴らし続ける。張り付いた雨は、外からセイラと藤原の会話の行く末をじっくりと眺めているようだった。藤原が無言で立ち尽くしている間に、店に飾られていた古時計から17時を知らせる黄色の鳥が飛び出した。

 

 彼のココアはとうに冷めきっているだろうし、今から走れば矢代駅の17時18分着の電車に間に合うかもしれない。


関係あるかどうかは俺次第……?


だがそれでも藤原は僅かに、彼女の言う話がほんの僅かに気になってしまった。


「はぁ…しょうがないですね」

「先に言っておきますけど、ココアを飲んで雨が止んだら帰りますからね」


「わかっていますよ、藤原さん」


 渋々と再び席についた藤原にセイラは下がりかけていた口角を上げる。

 彼女はレモンティーを1口だけ喉に通すと、聞き心地のよいゆったりとしたペースで藤原に語り始めた。


「では、ゆっくりお話致しますね」

「ある日、とはいってもつい最近のことですが、タダヒラという男がいました——」

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