　元は商船会社の高速コンテナ船。

　アメリカの三三ノット出せるSL-7型高速コンテナ船に衝撃を受けた日本の船会社が三〇ノットの最高速力を出せるコンテナ船として計画。

　有事の徴用を前提に政府からの補助金も出ており、四隻を竣工させ太平洋航路に就役させた。

　しかし、オイルショックにより燃料費の高騰。

　運航費が激増し走れば走るほど赤字に。

　船会社の経営を圧迫し、最悪倒産させかねなかった。

　そのため海上自衛隊が購入し、車両輸送艦に改造。

　陸上車両を輸送する高速輸送艦になる。

　湾岸戦争で国防軍の装備を輸送したことは、特筆するべき成果だ。

　輸送力不足だった米軍から貸与の依頼が来たが、日本の装備輸送が優先されたため、戦争中は無理だった。

　戦後、米軍の帰還に使用されている。

排水量 55,350t

全　長 288m

全　幅 32m

乗　員 55名

速　力 33ノット（時速61km）

輸送力最大700両の軍用車両

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