モンタナ級戦艦
モンタナ級戦艦
アイオワ級で問題になった高速と引きかえに妥協した防御力を増した設計を行った。
速力は二八ノットと低下したが、アイオワ級が早すぎるだけであり、同世代の戦艦と比して遅いわけではなく、攻防走の整った戦艦として完成する予定だった。
しかしハワイ奇襲攻撃により航空機の威力が認識され、戦艦の建造を中止する決定が当時の大統領ルーズベルトより降りモンタナ級の建造は中断していた。
だが、ソロモンでの消耗戦が流れを変えた。
ガダルカナルを巡る戦いの中、新戦艦のワシントンとサウスダコタが喪失。
水雷戦隊の援護と二対四の劣勢だったとはいえ、二〇年以上昔に建造された金剛級戦艦に新戦艦が後れを取ったことは、米海軍に衝撃をもたらした。
就役して五年以内の新戦艦だったが、日本脱退により発動したエスカレーター条項が適用されたとはいえワシントン条約の制限が掛かっており、性能に不安があった。
更にノースカロライナも潜水艦により撃沈され不安は決定的な物となる。
結果、ソロモンでの戦艦の損失補填として建造中止予定だったアイオワ級二隻を予定通り就役させることが決定。。
だが、アイオワ級にも不安があった。特に速力を優先したため防御力に不安があり、日本の新戦艦に対抗出来るか未知数だった。
ルーズベルト大統領も対抗手段がないことに懸念を抱き、日本海軍の新戦艦大和型に対抗する為、モンタナ級の建造中止を撤回。
計画の五隻にプラス一隻が追加され合計六隻の建造を許可し起工。
1945年に三隻が就役している。
だがミッドウェー級を優先するため、あとの三隻の建造優先順位が下げられており、建造は遅れている。
それでも米ソ冷戦の始まりにより、海軍戦力整備の事情もあり建造は続行、戦後に三隻が就役する。
基準排水量 63221トン
満載排水量 70965トン
全長 281メートル
全幅 36メートル
吃水 11メートル
速力 28ノット
機関 17200馬力
主砲 一六インチ三連装砲四基
同型艦
モンタナ 沖縄戦に参加
オハイオ 沖縄戦に参加
メイン 沖縄戦に参加
ニューハンプシャー 第二次大戦後就役
ルイジアナ 第二次大戦後就役
オクラホマ 第二次大戦後就役
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