第3話 フワフワ空間
目覚めると、フワフワと浮いているような心地だった。
俺は眉をひそめた。
「・・・空間Ðが本物だったとしても、重力は
「おい、変な計算はじめんじゃねぇよ。」
途中で綺麗な声が聞こえてきて、ハッとする。
だが・・・気のせいか、言ったことが少し乱暴・・・。
「
むむっ。
これ・・・は?
モールス信号か、ハム信号か。
「
キョロキョロしていると、さっきのとはまた違う声が聞こえた。
子供っぽい・・・だけど普通にいそうな声。
そっちを向くと、そこには・・・、
「メンダコ。」
「ちがうやい!デンビだもんっ!」
足がメッチャある、女性に人気らしいアイツににたモノが・・・。
「そう、お互いにお前らは、自分たちの世界にいないモノだ。」
「お。妖精さん。」
またしても聞こえた綺麗な声に対してメンダコが言ったことに、俺は眉をひそめる。
「妖精?そんなものは・・・」
「いないわよ、あなたの世界にはね。」
綺麗な声はいう。
「え?君の世界、妖精はいないの?」
メンダコは何故か、目(目か?いや目じゃ・・・きっと目だ。)をまんまるにした。
「うん。いない。そんなものはおとぎ話だ。」
「・・・お前たち、さっさとやるぞ。」
「・・・?」
やるって・・・何を?
っていうか普通に会話していたけど、妖精って・・・何?
そして、メンダコ・・・だよな、あれ。
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