第8話 「瞬間移動」の定義

瞬間移動には使い手によって様々なものが研究されている。レベル別に説明考察した結果を述べよう。まずは身体強化による足の速度が早くなる。次にノロノロビームで相手の時間を止めて、背後に回り一瞬で移動した錯覚させる方法。ベクトル粒子を操作し、世界を拒絶、空間に空間を作る方法、ただしこの方法では壁を突き抜けられない。よって擬似瞬間移動「虚空」と呼ばれる。最後に瞬時に地球の裏側まで飛べるテレポート。最後のを解説しようかと思う。必要な素材は三つぐらいあって、ロボットだけの星の人工知能「確率変動制御装置」、第七宇宙からの使者の「元素表」、そして天の川銀河を支配している「黄金樹」である。

残念に太陽圏内では陽子が阻害して、そのままの数値を利用すると、なんでも爆発してしまう光性質変化という現象が起きる。黄金樹が必要な理由は学術会で研究されているメタトロンの結晶化で軍事機密にもなっている。この結晶化に成功すると空間湾曲が可能となり、電気信号で制御できる。ただ感覚ではこの領域に到達しにくいので、スーパーコンピューターが必要となり、魔法をいくつも展開できるマルチタスク処理が必要となる。重力制御機器の発展系がテレポートとなるが、反物質を扱った元素表はこの地球には無い。結論から星間貿易や隣の宇宙まで行け無い我々の地球文明ではそれに到達することはできないだろう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る