「愛沙と桜とラーメンと」あとがき

 ここまでお読みくださいましてありがとうございました。

 「愛沙と桜とラーメンと」が終わりました。

 四月一日に四月一日らしい話を書こうと思って書き始めた「新年度最初の話」です。

 したがって、最初は四月一日に掲載して終わりにするはずの、それくらいの分量のお話のはずでした。

 タイトルを「四月物語」としているのは、このお話が終われば、別の生徒の「四月の物語」を書こうと思っていたからです。

 しかも、桜の咲いている季節のうちに。

 それが、終結したのが五月も後半になってしまいました。

 ま。

 「四月一日に載せて終わりにする短い話を書きました」というのが壮大なエイプリルフールになってしまったわけです。

 いつもながら、計画性がないですね。

 ……すみません。

 この物語に登場する「秋麺あきめん生姜しょうが醤油しょうゆラーメン」は、「秋麺」という店を含めて実在しませんが(同名のお店があってもそのお店とは関係がありません)、同じようなラーメンはいただいたことがあります。景子や愛沙の反応はそのときの印象をもとにしています。もともとイベントメニューでしたし、そのお店自体がもう存在しないので、二度と味わうことはできないと思いますが。

 また、「ブラックバード事件」は、同人誌として発行した『千鶴とりゆ先輩』、『千鶴のいちばん長い日』(「カクヨム」にはまだ掲載していません)にも出て来る事件です。

 ところで、この「瑞城女子高校四月物語」は連載中にしておきますが、連載はしばらくお休みします。次は別の生徒(もしかすると教職員?)のお話で新章を再開するつもりです。

 再開した折りにはまたぜひともよろしくお願いします。


 ところで。

 毛受めんじょ愛沙あいさ

 まだ授業も始まっていない、まだクラス分けも発表されていない学校に朝一番で来て、夕方まで何やってたんでしょーね?(汗)


 *5月15日、この物語「愛沙と桜とラーメンと」の同人誌版として『桜の下の少女たち』を発行しました。同人誌即売イベントなどでお目に留まりましたらよろしくお願いします。

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