深夜徘徊

夜、誰もいない道路の真ん中を歩く。

点滅する赤信号とゆっくりゆっくり進むゴミ収集車。

帰路を急ぐ自転車。

やる気なさげなコンビニ店員の名札には見慣れないカタカナの記載。


煙を吐きながら、歩く。

少しだけ息が楽になる。


ようやく息継ぎができた、と感じるほどの、はてしない自由。

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