第28話 魔導具開発 1
零時がレディの件でドイツへ行っている頃、
章典の部隊は魔力感知計の開発を続行していた。
開発は以下の5名
兵頭 章典 Lv84(男)大学生2年生
は全体の管理(現場監督)を担当している。
金田 志郎 Lv25(男)2級建築士
は職業柄、製図と組み立てと電気機器の担当。
夢見 京介 Lv22(男)2級整備士
も職業柄、製図と組み立てと溶接を担当。
増田 尚子 Lv21(女)工場勤務
は職業柄、物資調達と検品担当。はんだ付けや溶接作業を担当
目方 優香 Lv22(女)会計士
は職業柄、商品の売買に関わる予算担当。検品も行う。
は夜10時に一軒家の拠点に集まり打ち合わせ部屋で現状報告と打ち合わせをして、いよいよ魔力感知計の作成に取りかかった。
最初に作ってみた試作品は体温計を基盤にして水銀に魔花の成分を含ませた液体を中央の溝に流してガラスを溶接して閉じた物を作ってみた。
章典 どれどれ?魔力をちょっとだけ、あげてみるよ。
・・・・・・5分後・・・・・
38.5?
って、体温かよ!しかもバグってやがる!
失敗。に終わった。
金田 まぁまぁ、最初から上手くいきませんよ。
夢見 そうそう。なんせ、別世界の物をコッチの世界で作るんですから。
基本を赤外線にしますかっ?
章典 魔力を上げると体温が上がるからさ、この狙いは良いと思うんだよねー。あとは数値が体温じゃない数値に変われば、きっと成功なんだよ。
うん。一度、赤外線にしてみよう。
熱型か量子型かを悩むよね。
章典 優香さん、予算はどうかな?
優香 うん。大丈夫です。まだ大量購入はしてませんし。
章典 そか。じゃ、もし足らなかったら言ってよ。
金田 理論上は熱型が上手くいきそうだよね?
章典 うん。俺が考えていた量子型はさ、逆の理論でいけないかな?って思ったんだ。
光を吸収するんじゃなくて、魔力だから、負のエネルギー吸収が出来ないかな?って。
尚子 その辺、アタシ、チンプンカンプンです~苦笑
とゆうような議論が続き、その日は終わった。
そして、零時の帰国日、赤外線の試作品が完成し、使用してみた所、マイナス数値で数値が表示され、失敗に見えたが、数値は魔力ではないか?と思われる数値が表示された為、零時へ確認をとった。
零時 うむ。良いではないか!あとは、これをプラス数値で出して、腕時計型の物と部屋置き用の二つを作って完成だな。
章典 おー!やったぞ~♪つまり、吸収したエネルギーを吐き出させて、逆に吐き出す力を瞬時に計測出来れば!
うん。きっと、いける♪
物の形作りは最終で考えるよ。
零時 うむ。でだな、章典、次は怪事件の方へ行って貰いたいと考えているんだが?
章典 マジか?俺で大丈夫かよ?
零時 俺の予測が正しければ、章典が勝つ。ところで魔法は何か閃いたか?
章典 あー、物質の透明化と蜃気楼を閃いたぜぃ♪
ただ、人体の透明化は出来ねーんだ。
名付けて!インビシブール!だ
零時 まんまだわ笑
こうして段階的に半分が完成していた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます