第20話 Rain
零時は交差点のど真ん中へ歩いていき、天使を迎え撃つ覚悟を決めた。
レッドアイ!
Name AG 06
Lv 250
種族 天使
コア 中心部から反応あり
零時がレッドアイで敵の情報を読み、魔剣をかまえると、天使の大きな体が丸まり、とぐろを巻いて回転をし尻尾を伸ばして横に振っきた。
ブンッとゆう音がなった。
と同時に周りにあった建物が粉々に崩れ落ちた。
キャー!
大変です!街が!一瞬で広い敷地に変わってしまっています!
あの、若者は誰なのでしょーか?宙に浮いています!人間技ではありません!
カメラさん、撮れてますでしょうか?
カメラマンがグーサインを出し合図をした。
美羽 あなたたち、早く逃げて!
女性です!先ほど、戦っている若者と一緒にいた女性がいました!
その時、頭上から瓦礫の1つが落ちてきた。
美羽 危ない!
美羽が転移を使い、リポーターとカメラマンを摑んで助けた。
あ、今のは?あなたは?誰ですか?
美羽、そんな事より、お願い。早く逃げて!
・・・その頃、大学では、その様子を零時のクラスメート達が映像で見ていた。
おい!これ、赤城と天海じゃん!
マジ?アイツら、何者だよ?そーいえば変に成績が良いよな?あの二人。
その頃、零時は天使の攻撃をかわし続けていたが、中々、攻撃に移れずにいた。
くそ、風魔法が効かねー!魔剣で斬れれば良いのだが、近づけねー。ときた!
やはり、まだレベルが足りないか!
そこに天使の光魔法が口から放たれた!
口から眩い光が光りだすと光線が光速で、零時に向かってきた。
それをギリギリでかわして、マジックシールドで体へのダメージを避けた。
その時、無数のサイレンがアチコチから鳴り響いてきた。
撃てー!
パンッ!パンッ!パンッ!と乾いた音が地上から沢山、聞こえてくる。
警察が全勢力を上げて駆けつけてきた。
一斉に放たれた銃弾は天使の体に当たったが、傷1つ付かなかった。
お前達も逃げるんだ!この星の人間に勝てる相手ではない!
零時が叫んだが、警察は引かなかった。
そして、天使は二つに分かれた尻尾を地面に突き刺すと動きを止めた!
そこをチャンスとばかりに零時が魔剣に魔力を込めて天使に向かい飛んだ!
ドンッ!とゆう音と
うわっー!
とゆう大勢の声がする方では、警察の全ての人が地面から出てきた無数の触手のような物で身体を突き刺されていた。
警察の身体が半分に引き裂かれていく中、零時の剣が天使の頭を跳ね飛ばした!
天使が悲鳴をあげると大きなムカデのような身体は緑色の液体を流しながら溶けていった。
すると、中から金髪の光る裸の女性が現れ、2mはある爪を伸ばし零時の身体を捉えた。
零時がすぐに切り替えて魔剣で弾き後ろへと飛び距離をとると、天使が悲鳴を上げた。
美羽が天使の身体の前に回り込み薔薇の剣を突き刺し、棘が天使の身体に巻き付いていっていた。
天使が苦しみもがいたが、傷口はすぐに塞がり、美羽の身体を爪で突き刺しそのまま上空へ放り投げた。
美羽が、血を大量に吹き出し、上に吹っ飛ぶの見た零時は転移で美羽の飛んだ場所へ移動し、美羽の身体を受け止めた。
バカ!何をしている!逃げろと命じたはずだぞ!
よ、か、っ、た。ぶ、じで。
零時、
喋るな!死ぬぞ!
そこに天使がまた、突っ込んできた!
ユルサン!ワタシノカラダヲカトウナ人間ゴトキガー!
美羽の身体が光り、意識が失われた。
美羽!
零時は美羽の身体を守るようにかばいながら天使の攻撃を受け地上に吹っ飛んだ!
二人が吹っ飛んだ先で強い衝撃音が鳴り、コンクリートの地面には穴が空いた。
美羽の身体からは血しぶきがふき上がり上空に舞った!
その血は雨のように零時に降り注がれた。
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