第17話 深夜の授業(始)

その日、山上の廃校を占拠した事は零時のコンタクトで全員に伝えられた。


そして、次の日の8月21日(土)0時


零時は1つの教室に全員を集めた。


はい!今日からは、皆には空間把握を覚えて貰います。


空間把握?


そう。今、目に見えている空間。つまり、可視化できている物には座標が存在する。


この座標を俺達、魔人は見て感じる事が出来る。


まず、上下の座標 U

次に左右の座標 X

そして斜めの座標 Y

だ。

人間が普通に目で見える座標はこんな感じだ。

零時が黒板を使い、丁寧に説明をした。


そして、魔人になると更にもう一つ、Zとゆう座標が見えるようになる。

Zは簡単に言えば後ろとかだな。

そして、レベルが上がる事で、この座標は遠く離れた場所まで把握が可能になる。

これが可能になると、人間の言葉で言うシックスセンスとゆうのが普通になる。


とゆう事は?このあとを分かる人、いるか?


バンドメンバーを合わせた30人は全員が悩んだ。


5分後


よし、説明をしよう。座標が把握できると、その場所へ転移が可能となるのだ。


今までは、歩いてきたり、車やバスで来たりしていただろうが、座標が分かる場所へは瞬時に移動が可能になる。


とゆう事で、これからは、毎週土曜日のこの時間に集まれる人は集まり、空間把握の訓練をすると共に基本レベルのアップを目指す。


自分で練習が出来るまでになったら、あとは個別にやってくれ。


きっと人間には都合の良い魔法だ。

ぜひ、覚えて欲しい。

そして、何より戦闘では、これを応用して敵の位置の把握等が出来るようになり、今後としては、重要になる。


知らない座標に複数人を一カ所に集める時はスノーの能力を使うから、よろしくだ!


はい!先生!

先生のコンタクトは使えないの?


これは、使える者と使えない者が出てくる。理由としては先に魔獣を従わせ、操れる特殊な魔力が必要になるからだ。


質問は以上か?無ければ、各自、帰宅をしてくれ。


そして1ヶ月間の深夜訓練は行われた。


【1ヶ月後】

よし、この教室から、そこの廊下まで転移をしてみろ。

見えている座標を移動したい場所の座標に魔力を使い書き換えるのだ。


最初に成功をしたのは会計士をやっている女性、月野 巫女。


うそ!出来ちゃた//


成果 


・魔人になった30人全員が空間把握と魔力コントロールを覚えた。

その内10人が早くも転移(短)を覚えた。

10人のレベルが8に上がった


他20人全員のレベルが4に上がった。


全員の絆が上がった。





















  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る