第16話 略奪計画、開始!
廃校の占拠はギルドメンバーの為に急がれた。
そこで決行を8月20日(金)の深夜に決まった。
そして、行くメンバーは最低限にする事となり、零時、章典、慎吾、光矢、スノーに決まった。
廃校は拠点から続く山道の奥にあり、ほぼ、山頂にあった。
4人と1匹は零時の車に乗り、たどり着いた。
廃校の為、真っ暗で建物以外は何も見えなかったが、章典の魔法ライトで辺りを照らし、玄関扉まで行き、ドアは厳重に閉められていた。
そして、零時が廃校を結界で外界から隠した。
扉は、光矢がヘアピンを使いピッキングで開けた。
そこは廃校とはいってもコンクリート壁で出来ている学校であり、4階建てになっていて、そこまで古い感じではなかった。
玄関から一つ、一つ教室を見ていき、机や椅子といった物が無いかを確認していった。
光矢 夜の学校って久しぶりだわ~♪なんかワクワクするな?
慎吾 蜘蛛の巣とかはあってホコリっぽいけど全然、使えるよ!
ヒソヒソと話しながら最後に4階に来ると宿直室と札がある部屋から小さな明かりが漏れていた。
章典 警備員っていんのかよ?
ゆっくり近づき、漏れる光りの奥を覗いた。
うはーっ!女の肉だぜ!しかも若い♪
零時 何だ?
いや!いや!やめてください!やめてください!
女が暴れ出した。
そこを零時が扉をおもいっきり開けた!
中には学制服を来た女子高生と警備服を来た中年の男性がいた。
なんだ!貴様達は?
もー!
零時 邪魔して悪いが他所でやってくれんか?
章典 邪魔?他所?零時、コイツ、レイプ魔とかじゃねーのか?
アハハッー!
片胸を出した女が突然、笑い出した。
バカねー。プレイよ♡プレイ!見てて、ねぇ、ほら続き♡
男がシャツを脱ぎ出した。
零時は二人を宙に浮かせて部屋から出した。
慎吾がウォーターを使い、二人の頭に水をかけると、二人は慌てて逃げ出した。
・・・スノー、外に逃げた二人がいる。眠らせろ!喰うなよ!・・・
玄関扉で見張りをしていたスノーが、床に寝そべり、二人を待ち構えた。
・・・マスター了解!・・・
そして、宿直室で学校の鍵全てと全フロアーと部屋の図面を入手した。
零時 今日はここまで!続きは別の日に!
慎吾 とりあえず水だけまいとくか?
慎吾が廊下にウォーターを使い、床だけ綺麗にした。
光矢 魔法ってマジ便利だな~笑
零時 光矢もその内に何か出来るようになるさ。今日の所はお手本だ。
図面を持って帰って、一度、皆で別の日に会議だ。
眠らせた二人は拠点に寝かせて、二人の見張りに章典がつき、その日は終わった。
章典 魔花をかがせたら、やって良いのか?あの女、ムカつくから、やってやる!
零時 嫌でも、そうなってしまうと思うぞ!
光矢 うちのメンバーが刺激されないか心配だ。
なったら、なっただけどさ。
今日の事は、歌にするか~笑
成果
・廃校の図面と人間二人を入手した。
・光矢が魔法を学んだ。
・慎吾のレベルが51に上がった。
・スノーのスリープブレス効力が1段階、上がり敵の睡眠時間が増加した。
・章典の魔力値が上昇した。
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