第9話 紅夜
高校3年生の5月21日
零時は学校の帰りに母の百合に連絡をし、友人の家に泊まる事を伝えた。
が、本当はHomeへ行く為だ。
桃は別の方法で、遊びに出た。
そこでスノーだけ家に残った。
そして、章典と慎吾と美羽がHomeへ合流すると新築パーティーは始まった。
零時 皆のおかげで、Homeも作れた。そして、魔素の再現にも成功をした。
それらを祝して乾杯!
と言っても、ジュースであるが。
美羽 おじさんは零時だけだもんね笑
慎吾 しかし、魔素って綺麗だよね~。夜は月の光りで赤く光ってさ。
慎吾がリビングの窓から見える庭を見ながら呟いた。
そこにブオーン!とゆう車が近くの道を通る音がした。
音は山道を上に行き小さなブレーキ音がした。
美羽 こんな夜に山へ行く人っているんだ?
慎吾 カーなんとかだったりして~笑
遠視で見ちゃお♪
章典 おい、ズルイぞ!俺にも見せろよ!
慎吾が遠視を使い、車が行った方向を見た。
すると、男女が車から降りてきて、何かを話しながら、男が女の上着を脱がしていった。
慎吾 おー!外でやるつもりだ!
零時がレッドアイを使い、全員にその映像を頭の中に流した。
零時 これで全員、見れるぞ。
コイツ!まさか!
零時が男女に集中をした。
やはり!奴は魔人だ!
美羽 えっ?どっちよ?
男の方だ!
男がズボンを半分まで脱ぎ女性の下半身に寄せた。
慎吾 マジか!やっちまったよ!
男が女を車のボンネットに寝かすと腰を上下に激しく動かし、女は男に強く抱きついた。
すると男は空に向かって口を大きく開け、女に噛み付いた。
女の首から血しぶきが舞い上がり女はグッタリとなった。男は車を止めた横の木々が生い茂る場所に女の頭を摑んでを引きずっていった。
零時 ちょっと行ってくる!章典、付いてこい!ライトの魔法が必要だ。
零時が花瓶に刺さっていた薔薇の花を美羽に渡すとフラワーアレンジで1本の薔薇を剣に変えてもらい章典に渡した。
章典 おぅ。
零時 慎吾は美羽を頼む!
慎吾 了解。
章典がライトの魔法で真っ暗な夜道を照らしながら、零時の指示で車の方へ走った。
零時 飛べ!
零時がフライの魔法を使った。
零時と章典が10メートルの高さまで上昇し、真っ直ぐ飛ぶ!
あれだ!
車を見つけ下に降りた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます