第8話 Home

魔界の花、魔花の開花に成功をした魔王様、零時は次の日の午後、現在、拠点にしている部屋の賃貸会社の不動産へ足を運び、学校の近くにある山間部、山奥の一軒家について訪ねていた。


そこは、築年数100年のとても古い木造住宅で、買い物にも不便な誰も購入者がいない一軒家であった為、土地と家を合わせて500万円で購入が可能だった。


うん。そこで良い!


でも、君、まだ学生でしょ?お母さんは許可していますか?


レッドアイ!


あ、一括で購入ですもんね。どうぞ、どうぞ。それでお支払いはいつに?


今だ!


あーりがとうございまーす!


それでは、あとは固定資産税の説明と権利の説明を致します。

店員が用紙を持ってきて丁寧に説明をした。

30分後、説明が終わった。


了解した。それでだ、このデザインは気に入らん。改修を頼む。


それですと合わせて1000万円になりますが?


構わん。頼む。


所持金が500万円に減った。


では、引っ越しは改修後の1ヶ月後になりますね。引っ越し業者さんはコチラでご用意をしますか?


うむ。頼んだ。


それでは1ヶ月後の5月20日にマンションの解約と新居への引っ越し。でございますのでよろしくお願いします。


うむ。


そして5月20日、零時達の新しい拠点(ホーム)が誕生した。


そこは古くて朽ちた昔の木造住宅から庭付きの2階建てでモダンな木造一軒家に変わった。


内装にはヒノキ風呂を採用し、薪で部屋を温める黒の暖炉とソファを1階の庭が見えるリビングに置いた。


その後、皆を呼び、部屋割りをした。


零時~♡すご~い♡もう家じゃん!住めるよ。ここ!


いや、悪魔でも我等の拠点である。住みたいなら住んでも構わんぞ。俺の場合は母上の百合が何と言うか。


章典 母に弱い魔王様って笑


魔族は意外に親を大事にするのだぞ笑

それでだな、一番のポイントは庭なのだ。


庭を見るとビニールハウスがあり、そこに魔花と普通のコスモスが植えられていた。


慎吾 あれ、どうするんだよ?


あーしておけば、魔素を他のコスモスが吸い、更に魔素を放出する花が増えるのだ。

魔界の歴史を話したであろう。


桃 あれ、全然、聞いてなかった~笑


それと、スノー専用の部屋も用意したぞ。


ワンッ♪・・・マスター、ありがとございます・・・
















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