第5話 話長いねん5文字にまとめろ
この男の考察はだいたいこんな感じだ。
〈いいか?この世界には神がいて、そして神がいる理由は世界を作り上げるためだった。そして世界を作ったあとは世界の平穏を見守るために存在し続ける。ここまではどの神も知ってんだ。おめぇみたいなよくわかんねぇ奴もいるけどよ。でもよ、俺は思ったんだ、そんなに何体も神がいる理由はなんだ?ってな。正直な話、この世を作り上げるのに神1人いりゃ事足りるんだよ。そりゃ今は''この世''があるから他の世界を作り出すことは出来ねぇんだけどよ。今の俺の力の感じからして、ぜってー1人で良いんだよな。でも煌に加えておめぇもいるだろ?それにまだ会ったことねぇけど何人かいるんだよ。煌によるとだけどな。まぁ俺はここで思ったわけよ!実は神を作り出した神より上の存在がいて、その、まぁなんてゆーんだ?神より上だから、んー、まぁいいや良いのが浮かばねぇ。その俺らを作り出したやつこそが、世界を作り出したんじゃねえかって話だよ!これを閃いた時俺はマジで自分が神かと思ったぜ!まぁ神なんだけどな!!ガハハ!!で、それを閃いた時、確かに聞いたんだよな、''集え''って声をよ!俺はすぐに分かったぜ。これはほかの神達をぜーんぶ集めろって意味だってな!!で、やっぱり俺たちがいるのは、なにか別の目的があるからなんだよ!!ぜってーな!平穏な世界を見守るためでも何でもねぇ何かがあるんだ!で、この話を煌にした時によ、過程は違えど煌もほとんど同じ考えだったんだ!煌もあの声を聞いたんだ!だから俺たちは今世界中の神を探し回っては、この話をしようって企んでんだよ!どうだ!〉
見た目に反してよく考えてんだな。。
『見た目に反して悪かったな!!』
『あー、悪い、そういうつもりじゃ。。』
『じゃあどーゆーつもりだよ。まぁいいや、そんでどうだ?俺たちと組む気になったか??』
『まぁ、ぶっちゃけ神については何も知らないし、俺も知りたいことが多いから協力するのはありかな。』
『話がはえぇやつだよほんとに!』
『やけに興奮してるよね。さっきから』
『うるせぇ!俺はこの天才的な考えを他のやつに伝えるのを楽しみにしてんだ!』
『煌と同じ考えらしいけどね』
『だぁー!俺の方が先だ!!』
『ん。?ちょっと待って、煌も君と組んでるなら、なんで煌はその事を僕に教えてくれなかったんだろう』
『あ?ああ、あああ!たしかに!』
『君ほんとに煌に信頼されてるの?』
『あれ。。俺信頼されてないの。。俺結構有能なんだぜ。。賢いんだぜ。。俺。。』
冗談のつもりが結構傷つけてしまったらしい
『まぁ、それはまた煌に出会った時に聞こう』
『ああ!そうだな!!』
切り替えはやいなぁ。。
『それが俺の売りだ!!』
『あーそうだ分かるのか。はぁ、疲れるなぁここは。ところで君の名前は?』
『ああ、悪い名乗ってなかったな。俺は宵(しょう)だ!よろしくな!』
『良い名前だ。よろしく。宵』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます