第4話 ほな聞こか

真っ暗。と言うほど暗くは無かったが、薄気味の悪い所だ。そして何より、空気が冷たい。洞窟か?

『おー、まぁそんなとこだな、俺の意識空間は魔女が住んでてもおかしくないような穴蔵だよ』

『おい。。なんで俺の考えてたことが読めるんだ』

『そりゃおめ、、そっか何も知らねぇんだな、あーめんどくせ。意識空間の持ち主は意識空間の中に自分の意思で入れた者の全てがわかるんだよ』

『俺にもそれは出来るのか?』

『できねぇ方が異常だよばーか。ほんとにお前神か?』

『わからない。煌という少年の思い違いなのかもしれないし』

『いやまぁ、アイツが言うんだから本当なんだろうがよ?にしてもお前は知らなさすぎる』

『俺にも分からないんだ。記憶があるのは村で暮らした所からで、それ以前の記憶がないんだ』

『ふーん、まぁいつか思い出すんじゃね。俺にとっちゃどーでもいい事だ。俺がお前の元を訪れた理由はただ1つ、俺と組まねぇか?って話だ』

『組む?何が目的だ』

『よくぞ聞いてくれた!この俺様の考えを今から教えてやろう。ありがたいお話だ!心して聞きやがれ!!』

無駄に態度がデカイな。。

『おいおめぇぶっ飛ばすぞ?』

『あ、、』

『まぁいいや、とりあえずな、神ってのは本来1つの世界線に1人って決まりがあんだよ。これは誰が作ったきまりかは分からねぇが、俺は確かに聞いたんだ。この意識空間にいる時に。あれは確か半年くれぇまえだったな』

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