第3話 06時28分

 制服への着替えが完了した俺は、昨日のうちに準備してあった通学カバン。荷物を持ってリビングへ向かう。

 そうそうもう一つ余談。俺の学校通学カバンも学校指定なんだよな。さらにキーホルダーも派手なのはダメとか。ちょっと細工するのもダメとか。ホント無駄に細かいというか――面倒なんだよな。家に近いからで選んだら――大変だったよ。

 まあ頭髪服装検査については置いておいて、さあ、1人で朝ご飯……ではなく。そのまま俺は出かける準備だ。決して朝は食べない派ではなく。これには理由があって――なのだが、今日はちょっといつもより時間が押している感じなので、その説明も後々。大丈夫だとは思うが、いつもの癖で俺は再度室内の戸締りの確認などとしないとなのでね。先ほどカーテンを開けたばかりなので、その時確認しておけよと言われるかもだが――これもあれだよ。癖というか。昔からね。1人が多い俺。ちゃんと戸締りは――ということで、今日もまた各窓などを回ったのだった。

 鍵良し。鍵良し。鍵良し。オール良しである。あと、今日は特別に制服のボタン良しである。かろうじて付いている。ってか――これ取って手に持っていた方がいいのでは?うん。戸締り中にそんなことを思う俺だった。

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