応援コメント

第5話 温度」への応援コメント

  • 命を巡る物語、深く考えさせられます。
    故郷を焼かれたショーンが、命のやり取りを通してその大切さを学ぶ様子が丁寧に書かれていて、改めてこの猟師夫婦の心の温かさを感じました。
    第4話から第5話にかけての猪の描写が特に秀逸でした。生きているときはとても強そうで、それが食肉となっていく様子が凄くリアルでドキッとしました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    日本では普段、スーパーや精肉店に並んでいる食肉を買って食べている人が圧倒的に多いと思います。そのお肉は、少し前まで生きていた。そんなことを考える機会ってなかなかないよなと思い、このお話を書きました。

    生々しいだけに、読む人を選ぶ作品にはなりましたが、後悔はありません。
    動物も植物も鳥も魚も、もちろん他の生き物たちも、生きるために誰かの生命をいただき、生を終えるときに別の誰かの生命の一部となる。
    現代日本では感じる機会は少ないけれど、その連鎖の中に我々人間もいるんだよなと考えるきっかけになってくれれば嬉しいですね。