一五八話
エスティアを泣かせてしまうほどわからせてやったあと、俺は新たな称号をゲットしたということもあって、後々のことは分身に任せて【隠蔽】状態で自分のステータスを久々に見ることに。
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名前 如月 優斗
HP 23015/23015
MP 7018/7018
攻撃力 4057
防御力 2115
命中力 1005
魔法力 7018
所持スキル
【ダストボックス】レベル8【魔法作成】レベル8【伝道師】レベル15【超魔力】【慧眼】【隠蔽】【命中力上昇・大】【防御力上昇・大】【攻撃力上昇・大】【HP+23000】【MP+5000】【整理】【促進】【夢踏み】
所持魔法
『エリクシルヒール』『ディスペル』『クリエイト』『ラージスモール』『ワープ』『サイレント』『スリープ』『フライ』『サーチ』『ガイド』『アバター』『ストップ』『コンフェッション』『アナライズ』『ニューエクスプロージョン』『テレパシー』『セイフティバリアー』『レジスト』『インヴィジブルウォール』『オールチェンジ』『ミスチーフ』『サモン』『アンサー』『ナイトビジョン』『セージ』『ポイズンエアー』『クレアボヤンス』『モザイク』
所持テクニック
『指導』『命令』『以心伝心』『厳格教育』
所持装備
絶影剣 精錬値10
インヴィジブルジャケット 精錬値10
称号
《スキルコレクター》《マジックコレクター》《ドラゴンスレイヤー》《仮面の英雄》《食料の解放者》《ダークヒーロー》《S級冒険者》《仕置き人》《商人殺し》《最強の傭兵》《ゴーストキラー》《教育者》《植物の再生人》《女殺し》
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エスティアを危うく殺しかけたことが影響したのか、《女殺し》とかいう14個目の称号を獲得していた。【魔法作成】のレベルが上がってないこと以外はとにかく順調だった。
まあ【ダストボックス】スキルについては、その内と外を行ったり来たりしてるので特に意識しなくても上がると思うからそこまで心配してないが、【魔法作成】については最近だと『モザイク』しか作ってないので微妙なところだ。そういう意味じゃレベルを上げるべく、あまり使わないものは【整理】でどんどん追いやって新しい魔法を作ることも検討している。
今回手に入れた《女殺し》の称号の効果を【慧眼】で調べてみたら、異性が自分の言うことに従いやすくなる上、戦う場合もそっちの属性に強くなるんだとか。モンスターに女も男もないんじゃないかと思ったが、そういうや神級モンスターのジルやヒナはどう見ても女だし、結構いい称号を得たっぽいな。
ちなみにこの称号を目にしたとき、俺を騙ってハーレムを作っていたあの偽仮面のことを思い出して懐かしい気持ちに包まれた。あいつ、今頃何してるかな……って、そういやあの世だったか。
そう考えると、自分の内側から声が聞こえてくるのは、今まで俺が始末してきたやつが悪霊になって憑依してきたからかもしれないってことで、『アンサー』で恐る恐る訊ねてみることに。
(俺の中に何がいる?)
(…………)
あれ? 答えが返ってこなかった。ってことはつまり、杞憂だったんだろうか? 色んなところへと飛び回ってたせいで、それだけ見えない部分で疲労が溜まってたのかもしれない。自己の力が強すぎた場合、ちょっと手が滑っただけでも暴走みたいな感じになりそうだしな。
さて、安心したところでそろそろ【ダストボックス】へ戻るとしよう。ヒナの件があったので、ラビと会うのは気まずくて躊躇したものの、訓練とかで気分転換できたおかげでもう大丈夫だ。
それに、俺がいないとファグたちはあそこからは出られないわけだからな。彼らはもうとっくに起きてる頃で、まだ分身に異変は見受けられないとはいえ、俺に遠慮して我慢している可能性もある。そういうのが不協和音につながるんだ。
ラビとモコはずっとあそこにいたから慣れてると思うが、ファグ、ミア、キーン、リズはずっと自由に行動してきた冒険者だし、あそこにずっと籠もるのは気分的にもよくないだろう。
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