一四二話

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 名前 如月 優斗


 HP 23015/23015

 MP  7018/7018


 攻撃力 4057

 防御力 2115

 命中力 1005

 魔法力 7018


 所持スキル

【ダストボックス】レベル7【魔法作成】レベル8【伝道師】レベル10【超魔力】【慧眼】【隠蔽】【命中力上昇・大】【防御力上昇・大】【攻撃力上昇・大】【HP+23000】【MP+5000】【整理】【促進】【夢踏み】


 所持魔法

『エリクシルヒール』『ディスペル』『クリエイト』『ラージスモール』『ワープ』『サイレント』『スリープ』『フライ』『サーチ』『ガイド』『アバター』『ストップ』『コンフェッション』『アナライズ』『ニューエクスプロージョン』『テレパシー』『セイフティバリアー』『レジスト』『インヴィジブルウォール』『オールチェンジ』『ミスチーフ』『サモン』『アンサー』『ナイトビジョン』『セージ』『ポイズンエアー』『クレアボヤンス』


 整理対象

『フローズン』『クール』『ドライ』『コントロール』『ヘルファイヤ』『ディバインサンダー』『エターナルスノーデス』『アースデーモン』『プロボーク』『クリア』『バニッシュ』『ライティング』『ステッチ』『ウィーディング』


 所持テクニック

『指導』『命令』『以心伝心』


 所持装備

 絶影剣 精錬値10

 インヴィジブルジャケット 精錬値10


 称号

《スキルコレクター》《マジックコレクター》《ドラゴンスレイヤー》《仮面の英雄》《食料の解放者》《ダークヒーロー》《S級冒険者》《仕置き人》《商人殺し》《最強の傭兵》《ゴーストキラー》《教育者》《植物の再生人》

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「――ふう……」


 ステータスを確認してみたわけだが、大分【整理】できてすっきりしたな。


 あまり使ってないから整理対象だからって取り出さないと使えないわけじゃないので便利だ。


【伝道師】スキルのレベルも、【促進】のおかげでさらに上がりやすくなり、分身に『指導』を重ねてあっという間にレベル10になった。


 そこで覚えたのが『以心伝心』とかいうテクニックで、『指導』した相手の心を読み取り、自分が体験したことのように感じ取ることができるんだとか。


 つまり、これで俺がいない間に分身が体験した出来事を深く知ることができるため、唯一の懸念だった置いてけぼり感もなくなりそうだ。


 さて、いよいよ最後のサイコロタイムだ。なんでこれで終わりかっていうと、浅井と反田のどちらかを処刑した時点で、もう残りは一匹しかいないしサイコロを振る必要はなくなるから。


 そんなわけで、俺は『サモン』でラビとモコを呼び出し、このサイコロタイムがラストだと告げた。


「「――え、えぇぇっ!?」」


 二人ともかなりショックな様子。そんなに楽しみにしてたのか……。


「わ、わたひの、しゃいころたいむ、がぁぁ……」


「も、モコ、もっとサイコロ振りたかったよー……」


「…………」


 がっくりと膝から崩れ落ちるラビとモコの姿を見て、俺は軽く罪悪感に苛まれた。


 うーん、そこまで楽しみにしてたんなら、双六とかなんらかの形で残してやるかな。


「また今度、サイコロで新しい遊びを考えるから、それまでの辛抱だ」


「ほ、本当ですかぁ!? 嬉しいでしゅううっ!」


「わーいっ!」


 ラビとモコが手を取り合ってはしゃいでいる。ほんっと、二人とも立ち直りが早いな。


「そうだ。今日は二人でサイコロを振ってもらうかな」


「「っ!?」」


 俺の台詞でラビとモコの目が怪しく光り輝いた。いや、怖いって。


 そういうわけで、『クリエイト』でもう一個巨大サイコロを作ると、二人に手渡した。


「今から、ラビとモコでサイコロ勝負だ」


「「サイコロ勝負……?」」


「ああ。3か6が出た時点で勝ちだ」


「「おーっ!」」


 サイコロを持ったラビとモコが睨み合う。


「ぜえったいにぃぃ、何がなんでも負けませんよぉぉ……」


「モコもぉ、必ず勝つんだからああぁぁ……」


「…………」


 この場にファグたちがいたら、みんな気絶するくらいの殺気で溢れてるな、二人とも……。

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