第4話
完全にアイドル界で有名になった彼女のグループは
武道館を制覇していた。
ニューズは一ヶ月で解散していた。全員が誰かと
付き合っていた、ヲタクと付き合っていたのも
いたと聞いた。ニューズから彼女のグループに
入りたいと言ってきたものは何人かいたが
全員断った。二人が脱退の時だれも助けなかった
人間がこの状況で助けるわけもない。
二人共全員LINEをブロックした。
二人は新しいメンバーを入れる気が無かった
信頼関係が崩れるから新しいメンバーをいれるのは辞めた
彼女達の力を信じたかったらしい、それが成功すると
なると僕もすげーなと思うようになってきた
同棲しても会う時間は少ないけど彼女が頑張ってるのは
僕が一番知っている。
誰かが「頑張ってない」というなら「練習見に来い」と言ってやりたい。
ライブさながらの練習も週3でやっている。
ライブがないときは普通の練習を2回やっている
「そろそろ結婚しない??」と彼女
僕は飲んでいたスープをこぼしそうになった
彼女からそんな事を言われると思わなかった
「僕はいいけど」
「あー、私の事??アイドル辞めるわ」
今度は持っていたコップを落としそうになった
あんなにやりたかったアイドルを辞めるなんて彼女は大丈夫なのか?
「色々あってさ」
色々はあるだろう、芸能界だもん
僕はお疲れ様といってスープを入ったコップを渡した
この一年めまぐるしい一年だったが楽しかった
年齢=童貞だって卒業したのもこの一年だった。
もう一度彼女にお疲れ様でしたと伝えた
SNS彼女 興梠司 @asahina0606
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