其の伍 空豆の料理帖
最後に、本作に登場した空豆料理の作り方を。
【一膳目 生空豆とクリームチーズ】
・生空豆
・クリームチーズ
①生の空豆をサヤから出し、クリームチーズと共に出す。甘皮をむいて食べる。
⚠️注意⚠️
空豆の生食はご自身の責任で行って下さい。生食用の空豆の品種がありますので、そちらを使って調理されることを推奨します。
【二膳目 焼き空豆】
・生空豆
①生の空豆をサヤのまま直火で焼き、サヤが黒くなるまで焼く。
②焼き上がったらサヤのまま出し、甘皮をむいて食べる。
⚠️注意⚠️
火が強すぎると中の豆が弾け飛ぶことがあるので、火加減に注意する。
【三膳目 空豆の塩茹で】
・生空豆
◎塩
①生の空豆をサヤから出し、豆の黒い筋の部分に包丁の根本を使って切れ目を入れていく。
②たっぷりの湯を沸かし、適量の塩を加えて空豆を茹でる。
③3分程度茹で、手早く湯を切り、そのまま常温で冷ます。
【四膳目 空豆のポルトガル風サラダ】
・焼き空豆
・玉ねぎ
・ミニトマト
・ウインナー
・ミント
◎酢
◎砂糖
◎マスタード
◎マーマレード
①玉ねぎを薄切りにして、水にさらして辛味を抜く。ミニトマトはヘタを取り、半分に切る。
②ウインナーを斜め切りにして、オリーブオイルをしいたフライパンでカリカリのなるまで焼く。
③ボールに◎の調味料を全て混ぜ合わせ、甘皮をむいた空豆、①と②も混ぜ合わせる。
④ミントの葉をちぎって入れ、全体をまんべんなく混ぜ合わせる。
※補足※
ウインナーをチョリソーに置き換えても美味。サラミなど他の加工肉を加えても美味。
【五膳目 空豆の真丈風】
・空豆の塩茹で
・はんぺん
・卵白
①ボールではんぺんを潰し、卵白を加えて滑らかになるまで混ぜ合わせる。
②細かくした空豆を①に加える。
③スプーンを使って丸く成形し、油で色がつくまで揚げていく。
※補足※
揚げずに汁の実にしても美味。
【六膳目 空豆のすり流し】
・空豆の塩茹で
・出し汁
◎味醂
◎醤油
①空豆をミキサーに入れ、少しずつ出し汁を加えながらのばしていく。
②出来上がった①を鍋で煮立て、◎の調味料で味を調える。出来上がったら粗熱を取り、冷蔵庫で冷やす。
※補足※
本作では合わせだしを昆布と鰹節からひきましたが、顆粒や液体のだしの素を使っても。
【七膳目 空豆と豚のトマト煮】
・生空豆
・豚バラブロック肉
・玉ねぎ
・トマト缶
◎コンソメ
◎胡椒
◎鷹の爪
◎おろしニンニク
①豚バラのブロック肉を1センチ程度の厚さに切り分ける。生の空豆は、サヤから取り出しておく。
②フライパンにオリーブオイルをしき、弱火で鷹の爪とおろしニンニクを炒める。
③フライパンに①を入れ、胡椒を振り、焼き色がつくまで強火で炒める。
④くし形に切った玉ねぎと、生の空豆を甘皮のまま③に加える。玉ねぎが透き通るまで炒めたら、トマト缶を入れる。コンソメと水を加え、分量を調節する。
⑤そのまま弱火で15分程煮こむ。
【八膳目 空豆のもち粉揚げ】
・塩味のあられ
・卵白
・空豆の塩茹で
①あられをチャックつきの袋に入れ、すりこ木やめん棒などで粉になるまで潰す。
②卵白を布なので漉してダマをなくしておく。
③甘皮をむいた空豆に、卵白、粉にしたあられの順にまぶしていき、そのまま油で揚げる。
④空豆から出てくる泡が小さくなってきた頃合いで油から上げる。
※補足※
②の作業は省いてもよい。
【九膳目 空豆の甘煮】
・空豆の塩茹で
◎砂糖
◎塩
①鍋に砂糖と水を入れ、火にかけて砂糖を完全に溶かす。
②甘皮をむいた空豆を①の中に入れ、そのまま15分程度煮詰めていく。焦がさないように、適宜木べらで全体を混ぜ合わせる。
③蜜状になり、粘り気のある泡で出てきたら塩で味を調え、空豆に糖蜜を絡める。鍋から出し、そのまま粗熱を取る。
※補足※
あれば砂糖と併せて水飴を使っても可。
【十膳目 空豆ご飯】
・米
・空豆の塩茹で
・出し汁
◎料理酒
◎醤油
①米は洗ってザルに上げ、空豆は甘皮をむいておく。米を釜に入れ、浸水時に水の代わりに出し汁を入れる。料理酒と醬油で味を調え、そのまま白米と同じように炊飯する。
②炊きあがったら空豆を混ぜ合わせ、そのまま十分程蒸らす。
※補足※
本作では文化鍋で炊飯したが、もちろん炊飯器でも可。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます