何故僕はこんな場所に来てしまったのだろう

ダニエルA.

T_0 それが何か

"果たしてそれで良かったのか"

"迷う事は大事だが進むしかない"

"あの時に何もしてあげれなかった"

心残りはいつもある、だけど、、今だけは、、、今だけは考えるのを止めよう


僕(江川 泰雄)は人と話す事が苦手だ。

いつから苦手だったのか、それすら分からない。

会話する事も出来ない僕は多分、欠陥があるのだろう。


だから、人とはなるべく関わらないようにしていた。


大学に入っても、ぼっち生活は継続していた。


友達も居ないのでお金を使う事があまり無く、アルバイトもしてこなかったが、奨学金を早めに返す事を考え、アルバイトをする事にした。


しかし、あまり人と関わる事が好きではないので、接客業とかは無理だなと思い、夜間清掃のアルバイトをする事にした。


面接にも受かり、人手が足りないとの事だったので、翌日から早速働く事になった。


正直、心の準備も整っていなかった僕は不安でいっぱいだった。


大学の講義中も頭の中はアルバイトの事ばかり考えてしまい、落ち着かなかった。


最後の講義が終わり、急いで夕飯を食べてバイト先に向かった。


バイト先に着くと簡単な自己紹介だけして、すぐに車に道具を積み込み、現場に向かう事になった。


車内には僕を含めて、4人で乗っていた。

なんとも言えない一癖も二癖もありそうな人が多い印象だ。


馴染めそうにもないな、、

率直な感想はそんな感じだった。


しばらくして一人が話しかけてきた。


彼(隼人)は同じ歳でしかも、同じ大学に通っている事が分かった。


彼はコミュニケーション能力が高く、話のネタも豊富な男だった。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

何故僕はこんな場所に来てしまったのだろう ダニエルA. @dany_on

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ