設定集(ネタバレありますので、未読の方はご注意ください)
登場人物
十五歳 → 十七歳 男
身長160cm(初期)→168cm(終盤) 体重55kg→60kg
諱は
家族
父
祖父
後に妻 すみれ(リュミ) 二男一女
技
鳳凰一文字斬 鳳凰天舞剣 超心力
光心剣
本作主人公。
幼い頃から両親に不思議な話を聞かされ、実際に自身も体験し、更に子孫が未来から訪ねてくるなどあり得ん事ばかりで、異界や未来への憧れが強かった。
そして元服したら旅に出ようとずっと思っていた。
イヨシマ国王から自身が異界の救世主「優者」だと知らされる。
最初はそう名乗る気がなかったが、段々と慣れてしまった。
一人称は「私」、まれに「俺」
真面目で普段は丁寧語で話すが、キレると口調が荒くなる。
父親に似て恋愛関係には鈍く、何人かに惚れられてるのに気づかない。
他人の事だと少しはわかるが、それでもやはり鈍い。
女の薄着姿や肌を見ても反応が薄いと言われるが、表情に出ないだけ。
ナホの胸見て思わず揉みたいと思ったらしい。
あとリュミの……を見たその日は自身を鎮めるのに相当苦労したらしい。
ナンナとベルに一晩寝てと言われて迷うあたり、やはり年頃の少年である。
歳の離れた妹の初を大層可愛がっていてシスコンとまではいかないが、過保護気味。
育った環境のせいか少しズレている所がある。
守護神八幡大菩薩には敬意を払っているが、彼にとっては近所のご隠居みたいなものかもしれない。
剣の腕はかなりのもの。両親からも習っていて、道場ではもう師範ですら藤次郎に勝てない。
ただ両親が桁違い過ぎて未だ一本も取れないので、まだまだ未熟だと思っている。
それを聞いた師範が「あの二人を引き合いに出すなあ!」と叫んだとか。
二歳下の松之助、五歳下の源三郎とは親友とも呼べる間柄で、よく文のやり取りをしている。
たまに会っては腕比べしていて、今は最年長の藤次郎が一歩抜きん出ている。
旅の終わりにリュミに求婚した。
その際にさっさと戴いてしまった。そこだけは父にも祖父にも似てない。
リュミ
十六歳 → 十八歳 女
本名 武田すみれ → 石見すみれ
身長 164cm
家族
父、母、長姉、次姉、弟
後に夫藤次郎 二男一女
技
武天流拳法全般、雷轟電撃落とし、気功術
転移魔法、浮遊魔法、他補助呪文、心力
本作メインヒロイン
優者四大守護者の一人で、聖戦士でもある。
なんの拍子か三百年後の未来からやってきた。
そこで出会った藤次郎が自身の仲間の先祖だと知り、せっかく来たのだからと着いていく事にした。
一人称は「あたし」
元気良く明るい。知識も相当ある。
藤次郎がいるのに下着姿でうろつくなど羞恥心無いように見えるが、弟と同い年の藤次郎だからそうしていただけ。
年頃の娘らしく仲間の恋愛関係は気になる。
だが自分が藤次郎に惹かれているのはなかなか認めなかった。
超辛党で周りが引くほど料理に辛味を入れる。
超激辛牛丼こさえ、藤次郎とベルテックスをコロシかけた。
少し伸ばした黒髪で、背は藤次郎より高いが後に追い抜かれる。
出る所は出ている。
白銀の胸当てに腕当て脛当て、白い闘衣にスカート。
拳法使いで元々は我流だったが、ちゃんとした技を身に着けたいと武天流二代目継承者に弟子入りした。
自身が編み出した必殺技「雷轟電撃落とし」は長い間良い名が浮かばないままだったのだが、香菜の「退魔雷轟電撃」を見て胸が震え、許可を貰ってそこから名付けた。
後に香菜は「これも運命だったんですね」と言った。
歌も踊りも得意で、ナホの村で大絶賛だった。
リュミとその姉弟、両親は前世の記憶と力があり、その前世は何万年も前。
彼女はそこで若き日の彦九郎に会っていた。
後に藤次郎の求婚を受けた。
ベルテックス
二十三歳 → 二十五歳 男
身長 200cm 体重 120kg
家族 父、母。
後に妻ナホ、子供九人
技 雷神大打突 気功弾
四大守護者の一人で、武士。
武者修行の旅をしていたが、ある日夢のお告げを聞いて藤次郎の元へやってきた。
藤次郎と一勝負してその力を認め、普段は仲間として接しても心の中では自身を藤次郎の一の家臣と思っている。
一人称は「拙者」
髭を生やして貫禄のある顔つきなので、年齢よりかなり上に見られる。
武芸者で堅物のように見えるが、結構おおらか。
女っ気が無かったせいか、女性の裸見ようもんなら倒れてしまう。
てかうなじ見たくらいでもダメージを負う。
自身は恋愛関係に鈍いと思っているが、たんにそういうのに接してなかっただけで別に鈍くはない。
酒好きで結構強い。
先祖が日本人なので、彼も黒髪(この世界では珍しい)
曰く先祖はどうやら壇ノ浦の戦いで海に身を投げた侍らしい。
その先祖から代々受け継がれた鎧兜を身にまとい、やはり先祖が使っていたと伝わる雷の力を吸収できる戦斧を持って戦う。
旅の途中でおそらく異界から来たであろう騎士から「雷神大打突」を教わる。
気功術を使えるがほぼ我流なのでたいした威力にならなかったが、旅の中でリュミやジニーに教わってかなり上達した。
ナホに一目惚れし、その後結ばれた。
というか襲われた……
ジニー
十七歳 → 十九歳 女
身長150cm → 159cm
家族 母、異母弟ブーク
父は既に他界。
後に夫ウイル 二男
技 拳法、気功術、中級攻撃魔法、それらを組み合わせた体術。
星光魔闘弾
落ちぶれた下級貴族の娘で、拳法と魔法で戦う魔闘士。
四大守護者の一人でもある。
母の心の病を治す為、武闘大会に出て賞金をと思っていた。
以前は弟と一緒に宿屋もどきしていたが、人攫い(後に誤解と分かる)に遭いそうになってからはやめて、力仕事や小さな賞金稼ぎをしている。
一人称は「アタイ」
栄養が足りてないせいか体が小さい。
少し長めの髪に子供っぽい顔つき、ぱっちりとした目もあって、リュミとベルテックスは最初、十歳のブークより一つか二つ上くらいだと思っていた。
以前は家族以外あまり人を信用していない所があったが、藤次郎と出会ってからは素直な娘になったというか、元に戻ったというべきだろう。
おてんば娘なのはそのまま。
藤次郎に気があったが、後にウイルに惚れちゃう。
旅の中で自身が初代守護者の一人、魔闘士ダンの子孫であったと知る。
海王ケイトスよりダンがかつて持っていたという腕輪を譲られる。
そのおかげでダンが晩年に編み出した「星光魔闘弾」を習得した。
うなじに青い星型のアザがあるが、普段は髪で隠れているのと小さいのであまり目立たない。
町長が捕らえられた後、父が元々持っていた領地と財産、爵位を改めて授かった。
魔物の類は平気なのに、なぜか幽霊がダメ。
あとやはり貴族だからというのと学校に行けてなかったのもあり、少し疎い所がある。
それと稀に腐った心が発動するが、本人も何故か分からんらしい。
彼女も黒髪だが日本人の血は引いていない。
そう思われていたがマーリン曰くかなり大昔、後に日本となる島にいた者がダンの世界に転移したらしく、その者の子孫がダンやジニーだそうだ。
なので一応日本人の子孫となると聞いたジニーは大いに喜んだ。
ナホ
二十一歳 → 二十三歳 女
身長170cm
家族 育ての親であるマザーやシスター、修道院の友人達。
後に夫ベルテックス、子供九人。
技 攻撃魔法多数、回復魔法、補助魔法、転移魔法。
大陸中央北部にある村の教会のシスターで、四大守護者の一人。
育ての親の一人でもある先代シスターに誘われ、十年前から村に住んでいた。
先代シスターが亡くなってからは一人で教会を守り、村人達の悩みを聞いたり病や怪我を治したりして、村人全員に慕われていた。
一人称は「わたし」 淫魔の心が強く出ている時は「アタシ」
金色の長い髪に青い眼、整った顔立ち、背が高くスタイル抜群で胸がやたら大きい。
女だけの修道院育ちのせいか、性的な事が疎く男どもがその胸を見る目が邪なものに見えてしまい、それで悩んで辛くなって自身が持つ大魔力で無意識に夢世界に引きこもってしまい、更に男共への憎しみの心が分離して淫妖魔となった。
後に一度命を落とし、淫妖魔の心が魂を取り込んだがベルテックスの捨て身の説得で元に戻ったというか、融合した。
その淫妖魔が妖魔大帝に誘われ、攻撃魔法を身に着けていた。
本来シスターは殺傷能力の高い魔法は使えず、あらゆる魔法を使えるのは賢者と呼ばれる者だけだったが、本人は恐れ多いと言うのでリュミが「魔法聖女」の異名を提案して、以降旅の中ではそう名乗った。
彼女の母は娼婦で、身籠った際にどこか遠くで子を産もうと旅に出たが、その際に約千年前から偶然現代にタイムワープした。
その相手は初代守護者の一人、トラゴロウであった。
トラゴロウが父だと知ったナホは、彼が生きている間にもっと語り合いたかったと思ったそうだ。
あと母が娼婦だったと知り、淫魔になったのはそのせいかと思ったそうだ。
普段は控えていて分からないが意外にも酒好きで、仲間内で一番強いどころかウワバミである。
そこも父トラゴロウに似たのであろう。
ウイル
十七歳 → 十九歳 男
身長 160cm 体重 52kg
家族 父、母、祖母。
技 弓術、自然界の力、封印術、夢世界移動術、転移魔法、他補助魔法
ダークエルフ族長の息子で弓闘士。
知識が豊富で多くの伝説も知っている。
薬も作れる。
弓の腕も一流だが、体術も多少は使える。
動物の心の声も聞こえる。
一人称は「俺」
日焼けしたかのような黒い肌に、髪は銀色。
顔立ちは凛々しく、年齢より上に見られる。
片言で話すのは人間の言葉で話しているからで、エルフ族の言葉でなら普通に話している。
行方不明になっていた一族を探すため、大陸中を回っていた。
実力はかなりのもので、妖魔ナホの動きを封じられる程。
彼は地図の光が見えていたが、自身を指していなかったので未来から来たリュミが自分の代わりになったのかと思って黙っていた。
後に優者の補佐役、五人目の守護者であったとわかり、一行の軍師役になった。
そして自身の祖先フォレスが初代四大守護者の一人だと知った。
ジニーに一目惚れして、嫁にしたいと思っていて叶った。
あまり遠慮せず話す所があるので、皆にツッコまれる。
ナホのような巨乳は好みじゃなく、ちっぱい方がいいらしい。
あと酒に強くない。
石見彦九郎
藤次郎の祖父。既に故人。
生前は奥州の小藩に仕えていた身分の低い侍だった。
ここで初代優者でもあったと知られる。
若い頃幾つもの時代と異世界を巡り、最後にこの世界に辿り着いて仲間達と共に妖魔大帝を制し、優者と呼ばれるようになった。
彼はその心で多くの人に道を示した。
前世のリュミとも会っていて、悩める彼女の相談に乗った。
彦九郎がいなかったらリュミは聖戦士にならなかっただろうし、それで幾つかの世界が滅んでいたかもしれない……。
その大功績を評価されて死後に神となり、この世界の守護神代行になっている。
それは新たな優者を迎える為でもあった。
さや
彦九郎の妻で藤次郎の祖母。
既に故人。
彦九郎とは幼馴染でもあり、実家は藩の筆頭家老を代々勤めていた。
死後夫の補佐役という名目で神の末席に加えられた。
なんかコスプレしまくってるが、それは生前ロクに着物が買えなかった反動。
見た目は亡くなる前と同じで、東北一の美女と言われいた。
あと嫉妬深い。夫に近づく女性を圧で退ける。
それでも近づいたら刀を抜く。
異世界に生霊を飛ばして夫に近づく女狐を狩っていたらしい……。
剣より薙刀で戦えるそうで、藤次郎や彦右衛門でも容易には勝てないらしい。
宿引きの女性
三十歳
離婚歴ありというか、元夫がロクでなしだったそうで、友人が叩きのめして町から追い出してくれたとか。
藤次郎は彼女をお姉さまと呼んでいる。
それは幼い頃お姉さまと呼んでいて、よく遊んでもらった女性に似ているからだそうだ。
だが彼に姉はいないし、近所にそれらしき女性もいない。
両親に尋ねると父はそんな女性に心当たりがないと言い、母は「知らない」と悲しそうな目をして言ったそうな……。
宿屋の主人
三十二歳
仁徳に溢れた男性。
町の人々に慕われていて、宿屋が取り潰されそうになった際は町民全員が中止嘆願した。
妻は一年前に病死というか、呪い殺された。
そのせいで天に上れず、長い間ひっそりと夫の側にいた。
後に宿引きの女性と再婚した。
宿屋の主人の元婚約者
親同士が決めたものであったが、関係なく主人を好いていた。
だが主人が駆け落ちしたため、奪い取られたと恨みに思って主人の妻を呪い殺したが、その反動で自分も命を落とした。
妖魔に憑かれ、リッチとなって宿屋の客を襲って精気を吸っていた。
主人の心の内を知り、藤次郎に斬ってもらって元の心を取り戻し、天へ還っていった。
ベル
十八歳
イヨシマ王国王宮魔導師
腐ったおなごでもある。
魔法に関しては国一番で、知識も豊富。
幼い頃は王女ナンナの遊び相手で、身分を超えて親友となった。
亡き両親が王の親友というのもあるだろう。
ナンナ
十八歳
イヨシマ王国王女で王太子。
やはり腐ってやがる。
ベルと二人で買った漫画を大事にしていたが、父に取り上げられて燃やされたため、夢世界に引きこもってしまった。
ベル程ではないが、魔力はかなりのものである。
後に女王に即位し、強制しないようBLを広めた。
その際に持っていた漫画の主人公達とそっくりで名前も似ている男性達と出会い、ベルとダブルデートを重ねて結ばれた。
というより作者シルフィはその二人をモデルにしたらしい……。
イヨシマ国王
ナンナの父。
藤次郎曰く如何にも漫画に出てくる王様。
娘に厳しく当たる事もあり、漫画を燃やしてしまったが……
親友達の娘であるベルも自分の娘当然に思っていて、いくら藤次郎が救世主でも簡単に嫁にはやらんと言う。
シルフィ
異世界のBL作家。
本来は小説専門だが、亡き母が残した漫画を完成させ、あちこちに配ったそうだ。
この世界には来ていないが、同志に渡して売ってもらってたらしい。
リュミもその漫画を貰っていた。
彦右衛門や香菜の仲間でもある、とある腐女子。
バラリア
海の王女で人魚。
醜い顔というよりごつい男が女装したみたいな顔つき。
だが心は美しい。
ケイトスが自分を本気で愛しているとわかり、ころっと行ってしまった。
王女なだけあって色々な術が使える。
占いも出来る。
ケイトス
鯨の魔物。
人間達が無闇矢鱈に魚や貝などを取ったり、海に有害なゴミを捨てて汚したので怒りに燃えていた。
決して私利私欲ではなく、海の民を思い、バラリアを想っての事。
後に海王となり、バラリアを后に迎えた。
代々伝わっていた腕輪をジニーに託す。
二人の子孫が遠い未来で藤次郎の子孫と出会い、友となった。
ロリコン密猟者
森の動物達を捕まえては皮を剥いで売っていた。
絶滅危惧種にまで手を出していたのとウイルの従妹に手を出そうとしていたので磔獄門にされかけていたが、別の幼女に手を付けていたのがわかったのであらゆる拷問を受けた後釜茹での刑にされた。
アル
ウイルの従妹
十歳。
ロリコン密猟者になんかされかけていた。
ウイルが好きで嫁になるつもりだったのに、ジニーに取られたと泣いたが藤次郎のおかげで落ち着き、ジニーと和解した。
後にブークと結ばれる。
ダークエルフ族族長
ウイルの父。
三十七歳
戦闘力はかなりあるのだが、妖魔には流石に敵わなかった。
やはり彼もウイルに聞くまで先祖フォレスが初代四大守護者だと知らなかった。
ブーク
十歳
ジニーの母が孤児院から引き取ってきた少年。
宿引きをしたり内職したりして家計を支えていた。
人懐っこいところがあり、藤次郎も弟がいたらこんな感じかなと思った。
後にジニーとは異母姉弟だったとわかる。
母は町長がかつてジニーの父に差し向けた娼婦だった。
それを知る前はジニーに恋心を抱いていた。
長じて正式に爵位を授かり、アルと恋仲になって結ばれた。
ジニーの母
亡き夫から夢枕でブークを引き取ってくれるよう頼まれた。
だが苦労を重ね、屋敷を売らなかったのは自分のせい、ブークを恨んではいけないと気持ちを押し殺しているうちに心の病を患ってしまったが、藤次郎の力で快癒した。
元々は結構気が強いみたいで、藤次郎曰くジニーは母親似なのだろうとか。
町長
妖魔に憑かれていたが、その妖魔ですら嫌がる程のロリコン野郎。
当時五歳だったジニーを嫁にしようとしていた程……。
当然断られ、それを逆恨みしてジニーの父を追い詰めた。
後に裏で繋がっていた大臣と共に本来ならあらゆる拷問をだったが、町を発展させた功績に免じて拷問は無しの断頭台行きになった。
アキヅシマ国王
大臣を信用しすぎてジニーの父を死なせてしまった事を悔いていた。
後にジニーに父が持っていた爵位と領地を返し、ブークには新たに子爵位を授け、ジニー達の借金を肩代わりしただけでなく当面の生活の面倒まで見た。
曰く世界を救った褒美の前払いだそうだが。
更に後にはウイルに伯爵位を授けて家臣とした。
アキヅシマ王太子
昔ジニーと会って一目惚れして、彼女をずっと思い物陰から見ていたというので、ストーカーかと突っ込まれた。
旅人のフリしてジニー達の家に泊まり、夜中にサプライズで城へ連れて行こうとしたが当然人攫いと間違えられてボコボコにされるという、かなり抜けているところがある。
だがジニーがウイルと結ばれたことを我が事のように喜んだ。
それを見たウイルは王家というより王太子に忠誠を誓った。
後にエルフの娘と出会って妃にし、その一族とウイルの一族全員を民として迎えた。
そのおかげでアキヅシマ王国は約六百年後まで世界一の国力を誇っていた。
長老
ナホが住む村の長老。
村長の父で隠居しているが、発言力は落ちていない。
古来よりの伝説に詳しく、夢世界へ行く方法も知っていたがそれは流石におとぎ話だと思っていたそうだ。
ドスケベ爺でもあり、ナホの胸を一番ジロジロ見ていたそうだ。
子供村の村長
時空魔人の時の秘法で十二歳くらいになっていたが、五十歳。
魔法使いでかなりの魔力があったので心は無事だった。
古代の書物を解読して事態をなんとかしようとしていた。
時空魔人
千歳以上だが殆ど寝ていたので、子供のまま。
元は大知神が作った竜の人形らしい。
妖魔をなんとかしようと世界中の人々を子供に戻そうとしていたが、初代優者彦九郎に説得されて眠っていた。
藤次郎達の力で更に六百年の眠りにつく。
その未来で真の平和を見て満足した後は普通に歳を重ね、長い生涯を終えて大知神の元に還った。
大蛇
約千年前に異世界から迷い込んだ。
通常は二メートル程だが、妖魔の力も合わさったせいで百メートル程にまで大きくなった。
元の世界に帰りたいがためにあちこち彷徨っていた際に地上の有志と海の民に攻撃されたので、止む無く対抗した。
そして魔闘士ダンと海の民の力で海底トンネルに封印された。
現代で蘇った際は数百メートル程の大きさになっていて、理性も失っていたので大暴れしていたが、ジニーの星光魔闘弾で制されて元の大きさに戻り、藤次郎の力で理性を取り戻した。
後にケイトスとバラリアに招かれ海の宮殿で暮らしていたが、妖魔大帝が消えた後、彦九郎達が扉を調整したおかげで、元の世界の元の時代へ帰っていった。
ツクシシマ国王
壮年の男性で、あまりしきたりに拘らない性格。
夢で見ていた息子と藤次郎がそっくりだったのもあり、精一杯もてなそうと張り切っていた。
ツクシシマ王妃
壮年の女性で、生真面目。
やはり藤次郎を息子のように思い、立派な式典をしてお披露目しようと思っていた。
二人はよく喧嘩するが仲睦まじい。
最初の子が流れて以降子が出来なかったが、最終決戦後に王妃が懐妊した。
ツクシシマ王子
生まれてこれなかったが、供養されなかったからか魂はずっと両親の側にいた。
自分がいたせいで弟や妹が出来なかったと思っていたようだが、藤次郎の言う通り間が悪かっただけである。
一旦天に還ったが、すぐまた両親の元に生まれる事ができた。
大神官
イヨシマ王国の聖地である創造神を祀る神殿の長で、六十代の男性。
神殿長は世襲制ではないが、彼は初代神殿長の子孫だそうだ。
神殿長の任期を終えた後、タカマハラに行きその光景に涙したそうだ。
ダン
ジニーとブークの先祖。
初代優者四大守護者の一人。
彼は異世界から来た者で、魔闘士。
彼の子孫の一人がこの世界に来て永住し、アキヅシマの貴族となり今に至る。
死後に天界で商人達を守護する神にされたらしい。
トラゴロウ
獣人族で二刀流の武士。
初代優者四大守護者の一人。
かつて彦九郎と一戦交えた際に彼こそがこの世界の救世主だと思い、以降は彦九郎の家臣として共に旅に出た。
最晩年になんの導きか偶然タイムワープしてしまい、藤次郎達と出会う。
その後妖魔大帝の力で若返り、藤次郎達の前に立ちふさがる。
最後は藤次郎に斬られ、ベルテックスとウイルに自身の二刀を防具に変えて授けた。
ナホを見てなぜか娘のように思っていたが、実際に娘である。
そして藤次郎達の勝利を信じ、平和を願いながらその生涯を終えた。
女好きだが過去の事があり、妻を娶る気になれなかったと言う。
だが知らずに娘を授かっていて、その娘が藤次郎と共に世界を救ったのを天から見ていた彼はどう思ったであろうか。
後に天界で武神となり、あの世にいたナホの母を探し出して求婚した。
酒好きでもあり、晩年は肝臓を患っていた。
フォレス
ダークエルフの弓闘士。
初代優者四大守護者の一人。
ウイルの先祖。
一流の弓闘士であり、謀略の類も得意だったので初代優者一行の軍師役だった。
当時既に妻子持ちだった。
後に一族は各地に散らばり、それぞれの場所を守るようにと伝えた。
彼も死後に自然界を守る神の一人となったそうだ。
ルナ
魔法聖女
初代優者四大守護者の一人で紅一点。
攻撃魔法だけでなくありとあらゆる魔法が使えたので賢者当然だったが、彼女は魔法聖女と名乗った。
曰く夢の中に女神が現れ、自身が人間だった頃に名乗っていた異名を授けると告げられたらしい。
あと幼い少年好きだが、これは彦九郎曰く彼女には幼い弟がいたそうだが、早世してしまったので少年達に弟の面影を見ているのだろうという事らしい。
後に異世界に旅に出て、そこで理想の恋人を見つけて夫婦になったが、彼女は仲間達の中では短命な方で、奇しくも弟と同じ病で彦九郎と同じ三十歳の時に亡くなった。
彼女の魂は死後千数百年間行方不明だったが、未来においてリュミの仲間達のおかげで弟と共に天に還る事ができ、夫や息子、両親と再会した後で女神にされた。
一説には彼女の父方祖先が件の女神という話もあるが、定かではない。
母方の祖母が守護神の妹女神と言われていたが、後に事実だと分かった。
妖魔大帝
本作のラスボス。
元は妖魔と手を組んだ人間の一族の子で、後に妖魔人となる。
本名はタイチ。
かつて一族が別世界の英雄王達に滅ぼされたのを恨み、大呪術で疫病を起こし、英雄王はおろか世界人口の八割を死に追いやった。
その際に命を落としたが、先代妖魔大帝の残留思念が彼を魔人にして蘇らせ、自分の跡を継がせた。
そしてまた別の世界に行ってそこを滅亡寸前に追いやり、力を蓄えたあとでこの世界に来たが、彦九郎達に倒され長い眠りについた。
最後は藤次郎達の力で人間の心を取り戻し、消えていった。
後に現代日本に転生し、藤次郎の子孫政彦と出会い、彼の夢を叶える手伝いをすることになる。
名は
石見彦右衛門
藤次郎の父で彦九郎の息子。
拙作「とある浪人の不思議道中記」の主人公。
本編では四十歳。
息子が異界に旅に出たがっているのは薄々分かっていたが、だからといってあっさり認めたくはなかった。
藩の家老。
剣の腕は日ノ本五士と呼ばれるほど。
今でもたまに女性に惚れられるが、その女性達はどういうわけか消息不明になる……。
香菜
藤次郎の母。
本編では三十三歳。
元忍びで今もその腕は落ちておらず、まだまだ藤次郎には負けない。
それどころか藩内では彦右衛門以外彼女に勝てない。
忍術というか神仙術とも呼べる「退魔雷轟電撃」を使える。
あと唐揚げなど未来の料理を作る。
そのおかげで藤次郎は今で言う痩せマッチョである。
自身が長い間思い続けていた相手である夫と結ばれたので、子供達もそうであってほしいと思っていた。
後にリュミを嫁にと紹介された際、一番喜んだ。
たまに「狩りのお手伝いしてきます」と言って出ていく事がある。
だがリュミに気づかれ「せめて殺すのだけはやめて」と泣かれたので、それ以降は何もしていない。
初
藤次郎の妹。
本編登場時一歳、終盤では三歳。
藤次郎とは歳が十四歳離れている。
長じて母に似て強くなり、気も強いので夫となった男性も彼女には全然敵わなかった。
ただ彦右衛門、藤次郎曰く「やんでれにならなかったのが救い」だそうだが。
吾作
石見家の家人。
本編登場時五十歳。
元は彦九郎に見出された百姓の三男坊。
彦九郎が殉死した際は嘆き悲しみ、将軍を倒そうとまで思い、妖魔と化していた時期もあったとか。
藤次郎と初は吾作を伯父のように思っている。
石見一彦(セリス)
藤次郎の子孫。
拙作「希望の優しき者」の主人公の一人。
未来から時折やってきては、歴史が狂わない程度に様々なものを土産に持ってくる。
彼がよく来るせいで藤次郎はタイムスリップやパラドックスも理解している。
沙貴(サキ)
藤次郎の子孫で一彦の双子の姉。
やはり未来からやってきては、歴史が狂わないよう見張っている。
やや腐っていて、藤次郎を主人公にした衆道物語を書いた。
一彦は藤次郎にそれ書いた奴ぶん殴れと言われたが、流石に姉を殴れなかった……。
この姉弟、この時十六歳で二人共既に伴侶がいる。
石見政彦
藤次郎の十代後の子孫。
拙作「妖怪猫女が侵略者退治して少年と(自主規制)しようとする物語」の主人公
小説家志望で、藤次郎が残した日記を元に書いた物語で小説家となる。
彼は生前の藤次郎には会っていない。
本編登場時は二十歳。婚約者がいてマンションで同棲している。
佐々木松之助
藤次郎の親友。
本編では十三歳。
彼の父が彦右衛門の親友で、母は香菜の親友。
剣の腕は藤次郎に劣るが、総合的には互角に近い。
岡崎源三郎
藤次郎の親友。
本編では十歳。
やはり彼の両親が彦右衛門・香菜の友人。
父は対妖魔隠密頭領で、彼は次期頭領。
まだ子供だが剣の腕はなかなかのもの。
八幡大菩薩
実際の八幡大菩薩様については検索してください。
この物語では藤次郎達の世界の守護神である。
藤次郎や松之助、源三郎を自分の子や孫のように思っている。
あと酒好き謀好きらしい。
エミリー
藤次郎が旅した世界の守護神。
現在は長い眠りについていて、彦九郎がその代わりをしている。
最高神の子の一人でもある。
別世界の守護神
藤次郎とリュミが帰る際に着いた世界の守護神。
名はイオリ。
最高神の末息子でもあり、見た目は藤次郎と同い年くらいだが実際は八幡大菩薩よりも年上。
八幡大菩薩に敵わないと言っているが、武力で勝てないだけで他では勝てる。
伊達遠江守
彦右衛門や藤次郎の主君。
以前彦右衛門と香菜に自身の命と藩を救われ、それもあって彦右衛門を家臣にした。
彦右衛門一家がこの世を何度も救った者達だと知っている。
あと藤次郎が異界へ修行に行く事にも気づいていた。
というか両親が何度も行ってるのだから、息子が行かない道理はないだろと思っていたそうだ。
後に藤次郎から旅路の話を聞き、差し支えない程度に日記に書いて歴代藩主に伝えたとか。
(宇和島藩主を元にした架空人物)
・番外編に登場した人物
マーリン
エゾシマ大陸南部にある山の精霊と伝えられていたが、実際は女神。
守護神エミリーのすぐ下の妹で、かつては姉の補佐役だった。
千年前、彦九郎や四大守護者達を鍛えたらしい。
魔法聖女ルナの母方祖母でもある。
人間の魔法使いに惚れて結ばれ娘を授かったがそれは掟破りだった。
本来なら女神の力を取り上げられて追放処分だったが、「時空大聖神」がとりなしたので、補佐役を外され二十年の謹慎処分となった後、時空大聖神の弟子となった。
この世界には久方ぶりに戻ってきていて、時の流れの乱れを調査していた。
ジェド
十五歳
未来の異世界からこの世界に迷い込んだ少年。
黒髪なのは母親譲りだが、顔つきは父親似らしい。
どうやら剣士らしく、藤次郎に言わせればかなり腕が立つようだ。
藤次郎と今は同い年なので、普通に話せる友となった。
恋人はいないが、妹の友に惚れられているのに気づいてないらしい。
実はサンタクロースのひ孫で、次代のサンタクロースを継ぐ者。
自身はまだまだというが、世界中に夢と希望の奇跡を見せられるその力は曽祖父以上かもしれない。
ルカ
十四歳
ジェドの妹。
兄と共にこの世界に迷い込んだ。
以前というか藤次郎からすれば十年前、藤次郎の両親やその仲間達と共に別の異世界を旅したそうだ。
(それについては拙作「二天甲記」にて)
栗色の髪は父親譲りだが、顔つきや性格は母親と瓜二つらしい。
弓の名手で、ウイルもルカには勝てないかもと思っているらしい。
やはり恋人はいないが、結構言い寄られるそうだ。
物語に出ていないが、国の王子にも惚れられているらしい。
母譲りの夢見の力があり、兄と力を合わせれば夢世界へも行け、更に奇跡も起こせる。
将来は兄の補佐をしつつ、自身も違う形で夢と希望を伝えようと思っているそうだ。
マシュ
エゾシマ大陸中央部にある湖、伝説の聖地に住む精霊。
湖で様々な神具を作っていたそうだが、今は封印している。
かつてベルテックスの先祖に斧を授けたのはマシュであるが、先祖は精霊が何か分からなかったのか、斧の力から雷神と伝えてしまったようだ。
小柄な女性っぽく見えるが男である。
ジェドに一目惚れしたようで、襲おうとしたがウイルにどつかれた。
かつて大昔のエゾシマ王と恋仲だったが、自分がいたら世継ぎが出来ず後継者争いになると思い身を引いた。
ラック
十五歳
エゾシマ王。
この年に父から王位を譲られていた。
若いが父の補佐もあり、名君の素質もある。
メイドのレタと恋仲だが、結ばれると世界が滅ぶという夢を見ていた為に求婚できずにいた。
後に問題無くなり、レタを婚約者として国民に知らせた。
レタ
十五歳
エゾシマ王宮に仕えるメイド。
ラックと恋仲で、やはり同じ夢を見ていたので叶わぬ思いとなっていた。
彼女は約三百年後の日本人で、赤子の頃に時空の渦に吸い込まれてこの世界に来た。
その後先代王の元親衛隊であった養父に拾われ、娘として育てられた。
後にラックと結ばれ、王妃となった。
エゾシマ先代王
元々体が弱かったが、十年程前から原因不明の病に侵されていた。
先王妃の調合した薬や魔法で押さえていたがそれも効かなくなり、止む無く退位した。
藤次郎の超心力で快癒し、以降は息子の補佐役となる。
エゾシマ太后
元は王家主治医で、今でも医学においては国一番らしい。
先代王に惚れられ、自身も惚れてで診察と偽ってはなんかしてたらしい。
ポスラン
見た目は悪魔みたいだが、大知神の眷属。
やはり時に関する力を持っていて、時空転送術も使える。
ラックとレタが結ばれると時空が乱れるからと、夢を見せて別れさせようとしていた。
だが本心では辛かったそうで理由を話す時には泣き、問題ないと分かった時は嬉し泣きしていた。
ちなみになんか可愛らしい名前だが、大知神が名付けたそうで「使徒」を意味するらしい。
舞優
二十歳
政彦の婚約者。
彼女については拙作「妖怪猫女が侵略者退治して少年と(自主規制)しようとする物語」を。
時空大聖神
時を司り、時の流れを見守る神。
大知神の師とも伝わっている。
彦九郎もかつて会ったことがあるらしい。
大聖神ニコラウス
全ての世界に夢と希望を伝える神。
ジェドとルカの祖先であり、初代サンタクロースでもある。
設定
優者
伝説の救世主。
その心で相手を制し、悪しきものを消し、平和へ導く者。
長い間「勇者」と伝わっていた。
彦九郎は頑なにそう呼ばれる事を固辞した。
それで魔法聖女ルナが読みは同じ「優者」を提案し、仲間達や当時の国王達も賛成したので以降はそう呼ばれるようになった。
藤次郎は二代目優者である。
時は流れ再び「勇者」と伝わってしまったが、希望の優者セリス一彦が現れて元に戻る。
優者は石見家の血筋以外にもいるが、初代、二代と全ての悪しき縁を終わらせた優者は石見家の者である。
聖戦士
リュミが名乗っていて、その姉二人も聖戦士。
元々は勇者一行を補佐する者だったそうだが、神に仕える者を指す場合もある。
魔闘士
拳法と気功術、魔法を組み合わせた技で戦う闘士。
初代守護者の一人ダンが名乗り、子孫のジニーも名乗っている。
曰く初代は誰だか分からないらしい。
一説にはダンの先祖が初代とも言われている。
魔法聖女
初代守護者の一人ルナが名乗った。
曰く夢に女神が現れ、その女神が人間だった頃に名乗っていた異名を授かったとか。
ありとあらゆる魔法を使う者。
ナホもリュミに進められ、これを名乗る。
歴史上魔法聖女は確認される限り、三人しかいない。
ありとあらゆる魔法の使い手である女性は他にもいるが、賢者、大賢者、大魔導師と呼ばれたりしている。
優者の地図
イヨシマ王国王女ナンナが持っていた地図。
優者四大守護者の居場所を示し、それは優者しか見えないと伝わっていた。
だが後に守護者達にも見えるとわかった。
この地図はイヨシマ王国において、代々成人した王太子に引き継がれていた。
元々はルナの先祖が作った地図で、彦九郎がそこに次代の優者への伝言を記した。
それは守護神エミリーから聞いたものでもあった。
地図は一彦の時代にも伝わっているが、彼らがイヨシマ王国に行かなかったのであんまり意味がなかった。
時の秘法
生物の時を操作する術。
若返らせたり歳を取らせたりする。
大知神とその血を引く一族、もしくは大知神が直接その力を授けた者が使えるが、まれにそうでなくても使える者がいる。
時の塔
時の流れを正す為に作られたと言われる塔。
大知神の一族が住んでいるという。
海底トンネル
元々は海の民がアキヅシマ~ツクシシマ間の海がよく荒れるからと、地上の民達の為に作ったもの。
そこに大蛇を封印してしまったので、長い間おとぎ話として伝わっていた。
後に大蛇が元の世界に帰ったので、再び使われるようになった。
聖地タカマハラ
この世界の二大聖地の一つ。
森に囲まれた場所で多くの異世界への扉があり、それらの中継地点となっている。
妖魔大帝もこの扉を通って異世界からやってきた。
後に更に封印を強化される。
創造神の神殿
二大聖地の一つ。
古代出雲大社を思わせるような社がある。
そこに全ての世界を創造したと伝わる一組の夫婦の像が祀られている。
通貨
世界統一通貨で「モン」という。
一モンが現代の日本円で百円に相当する。
ただ田舎村や辺境の地には通貨が浸透していないので、砂金を持っていた方が旅をするには便利らしい。
聖暦
初代優者達が闇を祓った年を元年に、新たに作った世界統一暦。
現実の太陽暦と同じ。
それ以前も暦はあったのだが、闇のせいで正確さを欠いていた。
魔族・獣人族・魔物等
この世界では人間達と敵対しておらず、ツクシシマにおいては国民として暮らしている。
他国にもいるが、辺境の地でひっそり暮らしている。
海の民
人魚や魚、海に生きる者達の総称。
この時代では人魚の女王が海を治めていた。
後にケイトスが王となり、人間達と交流を深めた。
エルフ・ダークエルフ
隠れ里でひっそり暮らしている。
元々数が少ないので、珍しがられる。
自然界の力が使え、長寿である。
不老とも言われているがそれは肉体を持たない精霊と混同しているのだろうとのことで、人間とほぼ同じように歳を取るらしい。
人間や魔族と交わる者もいて、純血のエルフは段々と少なくなっていった。
妖魔
人の憎しみ妬み、嘆き悲しみ等の悪しき縁から出てくる精神体のようなもの。
黒い魔物の肉体を持って出てくるものもいる。
誰だそれヤ◯ールだとかマイ◯スエネルギーだとかいうのは?
対妖魔隠密
陰ながら妖魔と戦う将軍直属の隠密。
頭領は表向き幕臣で、三河国の一地方に領地を持っている。
開祖は神の君の長子とも言われている。
異世界の扉
タカマハラに多くあるが、他の場所にもある。
藤次郎が通ってきたのはその他の場所。
そこが一番この世界との座標が近いらしい。
この世界というかタカマハラは全ての世界の中継地点とも言われている。
心力
文字通り心の力。
悪しきものを消したり、傷を癒やしたり、身体能力を上げたりする。
そして奇跡をも起こす。
優者しか使えないと思われていたが、心の力は誰にでもある。
ただ気付いていないだけで。
リュミも最終決戦でこれを使っていて、そう言った。
超心力
心力の最高位で、こちらは優者でも使える者は少ない。
奇跡を自在に起こし、天寿を全うしていない命なら蘇らせる事もできる。
使い手は確認されている限り、歴史上五人しかいない。
藤次郎、一彦、彦九郎の他にあと二人。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます