戻るは孤独前線へ
深夜の駅前にて
終電も終わった駅前には
呑んだくれた疎らな人と
どこにも行けない僕が一人
それを悲しいと嘆いた日もあったか
今じゃもう何も感じなくなった
それを誰かは悲しいと言うか
勝手に言っててくれ
どうせ僕は誰かに好かれる事は無い
そう呟いては涙したあの夜
今じゃ涙を流すに至らない理由
時間は過ぎ去る
遠い国じゃ今日も硝煙が漂い
生きてるだけで儲けもんな時代
それなのにもう無い幸せを嘆き
過去ばかり今日も覗く
それじゃあそろそろ向かうか
もう人っ子一人いない駅前から
味方も居ない孤独前線へ
今朝もよく冷える
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