第14話 案内と紹介【その10】
「...あ〜!!忘れてた!言わなきゃだね!」
いや忘れてたんかい。それ忘れる普通???
「じゃあ教えるね、僕の依存しているものは〜〜...」
「い、依存してるものは...???」
頼む...!!お願いだから常識の範囲内であってくれ...!いや、でも今までヤバイ人らに出会いすぎたせいでこの人も普通に常識人っぽく見えてきたし大丈夫だよきっとうん常識人なんだよこの人は。
「...........
「................は????」
「いやだから、薬だよ!」
「っっ、....はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!??」
いやっ、な、はああああ!?!?おい!ちょっと待て!おい!!
「ええっ、いきなりどうしたのブナくん」
いやどうしたのもクソもあるか。なんであんたが疑問を持ったような顔してんだよ。こっちだわ、こっちが大いに疑問を抱えてるわ。
「(なんなんだよ本当に...!!まさかヤク中だったなんて...!!)」
ああ、もう。なんか、俺心折れそう。
「まあまあ〜、僕みたいな人間このご時世たーんといるって!ブナくんこそ、さっきから様子が異常だよ〜?」
「ホモ・サピエンスを馬鹿にするなぁ!!!あんたは異常どころか法律をガン無視してんじゃねーか!!」
「あ、そうだ。改めて自己紹介を...。僕は望。___
ひょええ...寒気がっ...
「さて、そろそろ本題に入ろっか。」
「え???」
「いやだってもう紹介全部終わったもーん。ブナくんだって隣に居たでしょー?」
いや、そうじゃなく。未だにずっと隣りにいた人がヤク中だったという事実が飲み込みきれません。
「じゃっ、皆を集めるね〜」
「えっ、集め.....え!!?」
そう俺が反応するよりも速く糸目ヤク中さんはスマホを取り出し、電話をかけ始めた。
「...じゃ、僕らは大広間へ行こっか。」
「...ふぁい...??」
...そして、望さんと一緒に階段を降り、大広間に向かうと....
「っだぁあ!!?」
そこには、望さんが紹介してくださった方々が全員大集合。うーん、地獄かな??
「おお!やおっちにのぞく〜ん!」
「宗くん。やっと来たんだ。」
「あ!そいつ空んこといじめようとしてたやつ...!望連れて来んなっつったろ!」
「なあ、なんで二戸さんいるの?バイトは?てか早くゲームしたいんだけど部屋戻っていい?」
「俺が飴買って帰ってた最中に無理くり連れてきたんだよ。なんか文句あっか?」
おうふ...情報過多でぶっ倒れそう...。ていうか心の底から逃げ出したい。
「いやあ〜!皆ごめんね集まってもらっちゃって!」
流石に全員集合はやりすぎだって。僕含めて10人???そして僕除いた奴ら全員異常者の集まり...。地獄どころではない。大地獄だ。
「あー...てか薬緒ぉ、テメェわざわざ俺らんこと集めたっつーことは、...なあ??」
「...うん、ちっちゃんご名答。大正解。」
...え??なになになに。ちょっと怖いんですけど!?ねえ!!!
「じゃあ、発表します______」
「(なに、なに...!!?怖いっ......!)」
ぎゅっ、っと怖くて目を瞑る。...その瞬間、耳に聞こえたのは...
「_______今日からブナくんは、我ら『依存軍』と共に生活をすることになりま〜す!!」
「...は?」
.....はああああああああああ!!!?
------------キャラクタープロフィール⑩-------------------------------------------------------------
誕生日...秘密だよ!
身長...174cm
好きなもの...特にないかなあ〜!
依存しているもの...薬。
その他...もう話すことはないよ〜!
いぞんぐん! クズ餅太郎 @motimoti2525
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