第5話 案内と紹介 【その1】

「じゃあおいで!まず、僕らの家は見てわかる通り、玄関からこっちが広間!ここには特に意味はないよ!とにかく広くて、皆で体を動かすゲームしたり、暴れるときくらいしか使わないよ。」


地味に変わってるな...。てか玄関せまっ。


「2階が主に皆普段生活してるところ!おいで!」


そうして、望さんに連れられ、なかなかにお洒落で長い階段を上っていると、望さんが喋りだした。


「とりあえず、さっきの目つきわっるい子は歩呑あるのちゆ。めちゃめちゃ口悪いんだよ〜!」


「は、はあ...」


ん?あれ、そういえば


「あの、ここの人ら...えっと、依存がどうのこうのって...。」


「あ〜!そうだったね、言い忘れるとこだった!...さっきもちょっと言ったけど、ここに住んでる皆は、全員依存持ちだよ。」


依存って...具体的にいうとなんなんだろうか....。


「あ、ちなむとさっきの歩呑ちゆ、ちっちゃんはアルコール依存だよ。」


........は!!?


「いやなんっ、ええええええええ!!!!??」


「どしたのそんなに驚いて。」


「驚くも何もだわ!!!アル中って初っ端からハードル高すぎだろ!!!」


「初っ端ハードル低かったらアル中でも大丈夫?」


「ダメだわ!!!」


なんだよ...なんなんだよ...!!アルコール依存が普通にいるって...やっぱり無理矢理にでも逃げ出すべきだったんだ...!


「いや、で、でも、さっきのお兄さん?ってかなり若かったですよね!?見た目的にも17?18?くらいでしたし...!法的にもまずいのでは!?」


「誰が未成年だって?誰が。あ?」


あ、真正面からド威圧感が☆終わった☆


「あっ、ちっちゃ〜ん。どしたの」


「こっちまで丸聞こえなんだよボケ。いいかガキ。俺はこう見えても24だよ。」


「あっ....しょ、そっ、そうなんですね...」


「ちっちゃん顔少し幼いもんね〜。」


「黙れ!!ああ、クソ。あんまギャーギャー騒ぐな。案内すんなら静かに案内しろよ。」


け、結局注意しに来ただけか...。

言うやいなや歩呑というヤンキー男は階段を降りていった。


「はいは〜いっと。あ!ちっちゃん!外出るなら飴もついでに買ってきといて〜!」


「あ!?またかよ!!買い溜めしとけって前にも言ったろうが!!」


「じゃね〜!」


近くで始まる日常会話に唖然としていると、望さんが目の前にあるでっかい障子?扉?に手をかけた。


「じゃあ、ここからがリビングね。はい!オ〜プン!!」


と、勢いよく望さんがその扉を開けると...。






「...ああああああ!!!」


「えっ!?なん!??誰ごふっっ!!!」



...知らない誰かさんに突進されみぞおちに激突、俺は瞬間ノックアウトした。








-------------キャラクタープロフィール②------------------------------------------------------------


歩呑あるのちゆ 24歳 男


誕生日...12月16日


身長...178cm


好きなもの...担々麺。餃子。酒全般。


依存しているもの...アルコール


その他...視力両目2。猫が苦手。






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