第2話 お出かけ

7月2日。


君と出かけることを考えていたらあっという間に一日が過ぎた。


7月3日。


僕は君と出会ったあの駅のホームに向かった。

そして、真っ白のワンピースを着ている君を見つけた。


僕は緊張しながら


「おはよう」


と言った。


すると君はあの日と同じように微笑みながら


「おはよう」


と言い、僕達は電車に乗った。


電車に揺られながら僕達は自己紹介をした。


「濱野和人です。よろしく」


「雨野奈美です。よろしくね」


名前も可愛いなんて思いながら話していると電車がとまった。


そして僕達は映画館に行き、映画をみた。

僕は映画をみて泣いている君に見とれてしまった。

だから僕は映画の内容をあまり覚えていない。


そうして僕達は帰るために電車に乗った。


また、あのホームに着いた時君はこう言った。


「また、誘ってくれますか」


僕はこの時の君が頭から離れない。

君の姿、美しい仕草、少し震えた声。

今でも鮮明に覚えている。


家に帰って僕は早速メールを送った。


「今日はありがとう。連れて行きたいところがあるんだ。次はいつ空いてる?」


数分後、君からメールが届いた。


「7日空いてるよ」


僕はこの日を楽しみに毎日を過ごした。

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