第7話文化祭 準備編
花火大会も終わり夏休みが明けみんなそれぞれ夏休みの思い出を話している。
遠出したやつもいればバイトを始めたやつ、家にずっと引きこもっていたやつ色々な過ごし方の話を聞いていた。
8月中旬暑さのピークが、後半に差し掛かった時期。
担任が入ってきて授業が始まった。
「もうそろそろ文化祭の出し物について考えて行かないといけないんだけど、ここのクラスはまぁ食べ物系の出し物作るんだけど何作るかを決めるよ。じゃあいつも通り学級長よろしく。」
文化祭、出店や劇などを学校の生徒だけでやる行事。
行事が好きな僕はもちろん積極的に参加したいから張り切って文化祭の話し合いを始めた。
話し合いの結果様々な意見が出てきた。
カレー、クッキー、唐揚げ、サンドウィッチ、たこ焼きなど出てきたが、材料費ややる気の問題でそれぞれ消えていった。
最終的に決まったのがクレープになった。
そして接客、調理に分けてクラスの2人リーダーになることにした。
自動的にリーダーになった僕は指示を出し買い出し係や外装設計などを任せていた。
そうして僕は文化祭の当日に必要な書類などを書いていた。
調理室では試作班が今頃クレープの試作をしている頃だろう。
そしてクラスでは看板やポスターなどを作っていた。
それぞれ自分の仕事を真面目にやっていて僕も成功させられるようにと意気込んだ。
そして書類を書き終わり、提出して調理室に向かうともう終わったのか試作班がいなかった。
僕も帰ろうとしたが先生に止められた。
どうやら試作班の片付けがでたらめだったらしくリーダーである僕が怒られた。
僕はすぐ謝り1人で調理室を片付けていた。
少しだけ試作班にイラついてしまった。
そして調理班のリーダーにこの事を報告した。
まぁ当然調理班のリーダーはその件について呆れていた。
当日が嫌な気がしてならなかった。
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