第3話

こどもたちにも家族にも大変な時期がきたとき。

「いちにちにひとつだけ」小さな夢をノートに書いてかなえようとした。


一番初めの日は「ここあをいっしょにのもう」だった。

これひとつも押しつぶされそうな不安の中だったがいっしょにした。


ロッキーのBGMをかけて一緒に筋トレをした。わらった。


だんだんたのしくなってきた。


なつやすみには一か月前から家族会議をして夏祭りを家でした。

衣装ケースに水を貼って風船ヨーヨー釣り、射的もひな壇を作り朱色の布をかけて

割りばしでっぽうを作った。子供はすごく凝りに凝って精度の良いものをつくった。

景品も安いがびっくりおもしろいものを隠れてさがし隠しておいたものをひな壇に並べた。小さいがやぐらもつくった。エイサーを踊った。


「ありがとう」と子供が夏祭りの夜寝る前にいった。


まだ旅の途中だ。

小さい夢もいっぱい、大きい夢は子供たちが今探している。

一緒にさがして歩いてきた日々がある。


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