大帝国『アマノハ』の皇太子、ホン=オージと婚約関係を結んでいた令嬢エル=メアリィ。
しかし、権力闘争に巻き込まれメアリィは皇太子との婚約を破棄されてしまい、それどころか売国の罪を着せられ罪人の身に。
おとなしく自邸に戻ったメアリィだが、このまま泣き寝入りするはずも無く……。
メアリィを取り巻く男性陣との関係性、窮地をどう切り抜けるか、そもそも陰惨な政治劇の裏には何が?
短編ながらも見どころが沢山あり、豊かな語彙と丁寧な筆致で物語を綴ります。
しかし、あいつもこいつも悪い奴よのう。
それは読んでのお楽しみ。