「日記」というお題についてずっと考えてた

ふさふさしっぽ

本文

 タイトルそのままなんですが、KAC2022もラストになりまして、完走するために「日記」というお題について、ずっと考えていました。


 ラストなので、なにかちょっと趣向を凝らした作品を書けたらなあと、食事中も、仕事中も、ずっと考えていました。


 こんなに一日中「カクヨム」の企画について考えていたのは初めてです。というか、3月中はKAC2022にふりまわされていました。おそるべしKAC2022。


 600文字書けばいいんですよね。まだ足りない。


 この過酷なお題マラソンに参加することによって、何を書くか迷ったら、「猫」を出すか、エッセイ仕立てにすれば何とか乗り切れるということが分かりました。


 それだけでも収穫です。


 最後のお題が「日記」であることが分かっていれば、最初から最後まで日記風エッセイに仕立てて、綺麗にまとめることができたのに、と少し悔しいのですが、何を言ってももうあとの祭りです。


「日記」というお題が出てから、ずっとホラーで何か書けないかと二日間悩んでいました。私は一応ホラー短編書きなので、ホラーで締めたかったのです。


 ですが、ご覧のとおり無理でした。


 もうこの一か月間、カクヨムに支配されてる私の脳みそがすでにホラー状態です。常にお題と締め切りのことを考えているという。


 別にカクヨムは強制していないし、いつでも離脱できるのに、それができない。始めたからには完走したいのいう見栄が、私をカクヨムの輪に閉じ込めます。自ら閉じこまってるともいう。


 思えば最初のお題に軽く飛びついたのが始まりだったのかもしれません。

 それからは、「猫」という得意題材で序盤を乗り切り、中盤から後半はエッセイで何とかするという私でした。

 何とかなって、今があります。


 日記……さしずめこれは、KAC2022に参加した私の日記という体で締めさせていただきます。


 ずっと「日記」というお題について考えていたくせに結局これって……(笑)


 ちなみに私は子供のころ日記をつけていましたが、あまり熱心ではありませんでした。言葉にすると薄っぺらくなる、と子供心に生意気にも思っていたのです。


 今でもどこかに出かけたとき、写真をスマホで撮るのに抵抗があります。写真に収めるより、自分の記憶にありのままをとどめておきたい、という気持ちがあるのです。

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

「日記」というお題についてずっと考えてた ふさふさしっぽ @69903

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ