まどかにつき

夢魔一途にも昨年の夏、ほっとしたような

華やかな紛い物で甘い苺 目の前には


乏しいほどジタバタと、羊の群れ、穏やかにも


従わせるドアにすとんと抜け落ちて 

穴があくほど /心臓の鼓動 なるもの/が溢れ


『新しい時代は 人間としての多湿、一斉の傾き』

青い海の光は明るく 火が、灯る。


<やれやれ>

(屈託のない「考えが、ますぐには」及ばない)

肩で息をする(無音)ぞっとして

――蜥蜴の胸元をかどわかし 口が重いのだ。


緑草のような浜を 濡らし伝達する

眉間のシワ 振り解いたような後方を


虚脱して厳かにけ合わさり


「そばにいるよ」

>>無抵抗の光沢

「その場で死ね」 


ざっくりとした踏み板の日照りに、味はある


午後9:08 · 2022年4月25日

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