R404

仕事着の男。

夜の杜の有る一段の

頼りげないあたり痼がある。

私恨だろうとしらをきる。

スーパースターの極秘に

どさくさ銀貨を投げる、

遠隔操作上の部屋と考える膨らみ、

そう合っていると冷静なくちぶり。

金平糖を孕む蛇と引き出物の蘭を

なれなれしく一等星に見る、

無気力だ。

そうだけれども。

スクランブル交差点の夕顔と、

群れるとどうした。

だれか失くした小節の一部が透き通り

八重咲いている、

なんのこともない、

そら急ぐことか。

場当たり的だ。

無言に見る袋小路は寒々しい

カラーと、葉がざわめく。

自然、

きつく睨まれる。

上り坂であろう、

ああ、

理性的囁き声と沈着。

厭ではないが

……逃れる気は無いと言ったら

何が起こる?

声を荒らげる。

扉は叩かれたともしかしたら、

めんどうごとでは

ある。

人皮装丁本のさわり、

あっさりと珊瑚性の格子、

之がわかりますか。

風媒花の死、

潮騒の、

にやりと軽く。

とある。

性善説を避難経路に誣いて、

全く不機嫌な声で。

ねぎぼおずのだきまくらと

ヘリウムガスの秋田犬に

インサイトす。

事件など、

電車ン中だけ、

どう見ても紙くずでしょう。

火星の温泉街と吃驚箱の中間で、

感触なのでしょう。

なんだよ、

理解不能な愛想笑いを滅ぼす

、幻日的線。

こりゃあ首を捻るが。

ほんの一部の四角形から流れる

電子音楽。

ききなれないものだと

、そんなことを

ぼんやり

考えていた。手帳にかきつけて

カクテルに収めて

アイコンにする

灰色の座標軸を、

粧ったのですよ。国道から心の目で

泪袋にノイズとして贈る。

梟と

糖蜜。

逃げ回ってるだけか、

どんな遺体だろうか、とそれから。


午後9:53 · 2022年4月1日

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