【尋問】


「はぁ……はぁ……」


 一人の男が、息を切らしながら必死で走っている。

 通りすがる人々にぶつかるのも構わずに、ただひたすら、何かから逃げるように。

 何度も立ち止まり、後ろを振り返っては、もうふらふらになった脚を懸命に動かす。


 人通りの少ない路地に入り、雑居ビルの隙間に潜り込むと、男はようやく安堵の息を吐いた。


「こ、ここまで来れば……」





「逃げ切れると思った?」





 

 壁に背を付けて佇む男のすぐ真横に、一人の少女が居た。

 さっきまで、間違いなく誰も居なかった筈なのに……


 ショートカットの、小柄な少女。

 Tシャツにショートパンツ、スニーカーというラフでボーイッシュな恰好が良く似合う、可愛らしい娘。

 しかしそんな彼女の姿も、男には恐怖の対象でしかない。


「ひぃっ!?」


「もういい加減諦めちゃいなよ」


「う、うがあぁっ!!」


 肩に手を置かれた男は、それを振り払うと同時に、身体を激しく震わせた。

 内側から膨張し始める肉体は、衣服を引き裂き、まるで膨れ過ぎた風船のように大きくなっていく。


 ものの数秒程度の時間で、犬の頭を持った巨人“コボルド”に変身した男は、大きく目を見開いて少女に襲い掛かる。


 だがショートカットの少女は、そんな恐ろしい状況にも関わらず、不敵に微笑んでいた。


 グワアァァァァッ!!


「無駄なあがきだよ、今更――」


 コボルドと化した男が踊りかかろうとするよりも早く、少女の背後から、巨大な蠍の尻尾のようなものが出現した。

 それは狭い路地にも関わらず器用に、そして力強く蠢き、あっという間にコボルドを叩き伏せる。


 ギャウッ?!


 短い悲鳴を上げて倒れ、路地の壁を砕きながらもんどり打つコボルド。

 そこに、尾の先端から無数の“棘”が射出された。


 ドスドスドスッ! という、まるで機関銃でも撃ったかのような音を立て、コボルドは一瞬で全身を釘付けにされてしまう。

 と同時に、その肉体がボロボロと崩壊を始めた。


 その様子を最後まで見つめていた少女は、満足そうに微笑むと、踵を返して袋小路になっている路地の奥へと消えて行った。


 

 




 美神戦隊アンナセイヴァー


 第99話【尋問】

 







 北新宿・喫茶AXIA。


 水道橋の騒動を目の当たりにしながらも、何の情報も成果も得られなかったXENO犯罪対策一課の面々は、再びこの店に戻って来ていた。

 もっとも、あれ以来他の客は誰も来た様子はなく、店主の翠も暇そうにしていたので、遠慮する必要はなさそうだった。


 高輪、青葉台、そして金沢は、まるで示し合わせたかのように先程と同じ席に腰かけると、全員ブルーマウンテンを注文し、揃って溜息をつく。


「結局、何も出来ませんでしたね」


 口火を切ったのは、金沢だった。

 

「情報がどうしても後出しになりますからね!

 でも私達の活動目的は今のところ、事件の抑制や直接解決というわけではないでしょうから」


 続けて、青葉台が妙に元気な……というか、無理してるような風で語る。

 その言葉に頷きつつ、司の隣に座った高輪が尋ねて来る。


「課長、私達はこれから、どのような方向性で活動すべきなのでしょうか?」


「そうだなぁ。

 青葉台君の言う通り、情報を得てからだと結局現場の見学くらいしか出来ない。

 今の我々に出来ることは――情報収集、しかないかもな」


「情報収集、ですか?」


 高輪の不思議そうな反応に、司は目を閉じつつ頷く。


「例の連続猟奇殺人事件の捜査本部も、ここしばらくのXENO事件の滅茶苦茶さで混乱状態にある。

 中には、もう警察の手に負えない領域だと唱える者もいるからな。

 実際、俺達が旨く現場に居合わせる事が出来たとしても、やれる事は殆どない」


「そうなっちゃうんでしょうか……」


「では、警察がダメなら、他に何処が?」


 青葉台の質問に、司は少し言い淀む。

 それを察したかのように、金沢が隣から口を差し挟んだ。


「自衛隊、ですか?」


「自衛隊が出動なんて話になったら、それはもう国家レベルの重大事件ってことだからな。

 そう簡単にはシフトしないだろうよ」


「そうですね。

 警察が出来る限りの活動をして、それでもダメなら……というならともかく」


 司の意見に、高輪が補足する。

 そこに、翠が香り高いコーヒーを運んで来てくれた。


「自衛隊なんてぇ、もうゴジラでも出て来るくらいじゃないとねぇ?」


「ゴジラって」


 一言余計な言葉を残して、翠は笑顔でカウンターに戻って行く。

 司以外の全員がシュガースティックの封を切った。


「恐らく我々に求められているのは、XENO事件の分析とそれに伴う組織の強化だ。

 そうでなければ、科警研や科捜研との連携をも求められることはないだろう。

 つまり、真っ先にやることは――警察の手でXENOに対処出来るようになる為の、新装備を検討することか」


 ブラックのコーヒーを啜り、一息ついて司が語る。

 三人の女性は、その言葉に目を丸くした。


「あの、それってもしかして、あの噂の」


「そうそう! 謎のコスプレ集団みたいなものをって事ですか?」


「ええっ?! 私、この年であんな格好はさすがに」


「なんでやねん」


 どうやらアンナセイヴァーの事は、彼女達にもある程度知れ渡っているようだ。


 尋ねてみると、三人ともアンナセイヴァーについては「よくわからない秘密の力でXENOと闘うヒーロー」みたいな印象を抱いているらしいことがわかった。

 もっとも、彼女達も何か専門的な情報に基づきそう判断しているわけではなく、あくまでネット上に散らばる情報を散見した程度の印象に過ぎない。


 関係者以外で、アンナセイヴァーの詳細情報をある程度握っているのは、自分だけなのか……と、司は改めて自覚した。


「あの連中のことは知らんが、経験上、警察に標準配備されている拳銃はおろか、特殊な強化弾でもXENOを倒すことは出来ない。

 せいぜい一瞬足止めをするのが関の山だ」


 実戦経験がなければわからない情報を提供するが、三人とも全く驚かない。

 どうやら司の経歴はある程度知っているようで、それならとかえって気兼ねしなくて済みそうだ、と考える。


「じゃあ、まずは装備の見直しからですか?」


「まずは、そうだな。

 実際、XENOに襲われて助かった人間は少ないのだし。

 生存確率を少しでも上げる方法の模索は、無駄じゃないと思う」


「課長はよく助かりましたね!」


「運が良かっただけさ」


「であるなら、私は“謎のコスプレ集団”とのアプローチを図り、彼女達からの情報提供を促す方が賢明だと考えます」


 金沢の発言に、高輪と青葉台は驚きつつも頷く。

 だが司は、さすがにここで同意するのは躊躇われた。


「いったいどうやって接触を図るか、だな。それは」


「司課長なら、何か手段をお持ちなのではないですか?」


 突然の金沢のツッコミに、司は内心ヒヤリとしながらも平静さを保つ。


「どうして、そう思う?」


「課長は、あのコスプレ集団のメンバーとの接触に成功していますよね?」


(知っていたか。

 ……島浦め、口の軽い奴だ)


「え! ホントですか課長?!」


「スゴイ! どどど、どんな人達なんですか、あの子達って?!」


「どうしてあんな恰好してるんですか?! どうしてあんな薄着なのにXENOと闘えるんですか?」


「そそそ、それに、どうやって空を飛んでるんでしょうか?!」


「いや、待てって」


 金沢の更なるツッコミに、高輪と青葉台が目を見開いて興味を示す。

 どうやら三人が各々持っている情報はまばらのようで、必ずしも均一ではないらしい。


 のはいいのだが、まさか二人の食いつきがこんなに良いとは思わなかった。

 司は、唯一冷静な態度を崩さない金沢に、ほのかな頼りがいを感じ始めた。


「それについてだが、俺は――」


 そこまで言いかけた時、突然スマホが鳴動する。

 「失礼」と声をかけて席を立つと、画面に表示された“非通知”に首を傾げる。


 一旦店の外に出て、電話に出る。


「もしもし?」


『久しぶりだな、司警部』


 若い男の声。

 その声には、明確に聞き覚えがある。


「鷹風ナオト」


『覚えていてくれたか』


 鷹風ナオト。

 ある日突然接触を図って来た謎の多い青年で、アンナセイヴァーの名前を司に伝えた張本人。

 そして、“SAVE.”のロゴが入ったタブレットの提供者だ。

 彼と接触したことで、司はアンナセイヴァーと……千葉愛美・アンナローグと知り合う事が出来た。


 そんな彼が、突然連絡して来た?


「随分久しぶりという印象だな。

 それで、私に連絡をして来たってことは、また何かあるのか?」


『察しがいいな。

 実は、少々付き合って欲しいところがある』


 感情を込めないナオトの言葉からは、真意が掴みづらい。

 司は、あえて余計な事は言わずに向こうから喋らせることにした。


「ほぉ、それは何処だ?」


『場所は今は言えない。

 だが、都合の良い日を後でタブレットのコンタクトツールから教えてくれ』


「あの変なアイコンの奴か」


『――まぁ、そうだ。

 それを見て、またこちらから連絡する』


「そこに付き合って、私にどんなメリットがある?」


『情報交換』


「なに?」


『こちらからは、そちらが欲しがっている情報を提供出来る。

 代わりに、そちらが持っている情報を提供願いたい』


「要するに、ミーティングだな」


『そんなもんだ。

 当日は、“SAVE.”の関係者も同席する』


「凱君か?」


『それ以外もだ。

 では、また連絡する』


「おい、待――」


 電話は、一方的に切れてしまった。

 かけ直そうにも、非通知なのでどうしようもない。

 空を見上げて溜息をつくと、司は首の後ろをぼりぼり掻いて、店内に戻ることにした。


(しかし、ミーティングだと?

 “SAVE.”の関係者じゃない俺を交えて?

 いったいどういう腹積もりなんだ?

 奴は、俺達からどんな情報を引き出そうとしているんだ?)


 いつの間にか気難しい表情になっていたようで、三人の女子が不安げな顔でこちらを見つめる。

 司は咄嗟に表情を崩し、無言で右手を挙げると、またもスマホが鳴動した。


 今度は、島浦からだ。


「もしもし?」


 店から出ないで、電話に出る。

 鼻息の荒い島浦の声が、周りにも聴こえそうな音量で飛び出して来た。


『司、何処にいる!?

 事件が起きた!』


「今度は何だ? 何処にXENOが出た?」


『いやそれがな』


「はっきり言え」


『場所は渋谷のセンター街だ。

 殺人事件を目撃したという通報が入ってな』


「管轄が違わないか? 渋谷なら――」


『まぁ待て。

 話を聞く限りだと、どうも殺されたのは……XENOみたいなんだ』


「は? XENO“が殺した”んじゃないのか?」


 顔をしかめる司に、島浦は「いやいやいや」と早口で否定しながら続ける。


『言い間違いじゃないんだ。

 XENO“が”、街中で、殺されたんだ』


 司の眉間に、深い皺が寄った。





 ここは、地下迷宮ダンジョン


 エレベーターを通じて、研究班のエリアに黒いコートをまとった男・鷹風ナオトが姿を現した。


 既にビジョンとハウントは帰還し、アンナセイヴァー六人もアンナユニットから開放されている。

 勇次と凱、ティノに今川の鋭い視線が、ナオトにに突き刺さる。


「よく来たな、鷹風ナオト」


 ナオトの前に、凱が立ち塞がった。


「北条凱……」


「お前に聞きたいことがある」


「その前に、霞と愛美は何処だ?」


「仮眠室だ。

 全員、極度の疲労困憊状態だったからな」


「世話をかけた」


 そう呟いたナオトの胸倉を、凱が掴み上げる。

 思わず声を上げそうになる今川を、ティノが咄嗟に抑えた。


「何の真似だ」


「お前……俺達に何を隠してやがる」


「隠す、だと?」


「ああそうだ!

 アンナチェイサー……霞が、ヘルソニックを促したのは何故だ?!

 その影響で、あの子達はまともに動けない状態になってる!

 お前も、ヘルソニックの影響を知ってたのか?!」


 怒りが抑え切れないという雰囲気で、凱は尚も迫る。

 しかし、ナオトはなすがままで、表情を崩しもしない。


「ああ、知っていた」


「なん……だと?!」


「俺だけじゃない、霞もだ」


「てめ……!」


 思わず右拳を振り上げそうになる凱を、背後から勇次が止める。

 無言で首を振る勇次の顔を見て、凱は悔しそうにナオトから手を離した。


「鷹風ナオトよ。

 お前達特捜班は、オーナーの命令の下、我々と協力していく事になっていた筈だな?」


「ああ、その通りだ」


「だが、一向にそういう態度にならないのは何故だ。

 お前達二人は、ANNA-SYSTEMのアップデート情報を、明らかに先行で知っていたな。

 では何故、それを我々に共有しなかった?

 そのせいで、宇田川霞も含めたアンナセイヴァーは危機的状況に陥ったのだぞ」


 鋭い視線で、真正面から睨みつけながら淡々と呟く。

 凱とは正反対の勇次の態度に、様子を窺うティノと今川は、背筋がゾクリとした。


「その話なら、さっきも言った通り――」


「後日のミーティングで、という事か。

 我々は今、お前の口から事情を聞きたいのだがな」


「……」


 勇次の言葉に、ナオトが言葉を詰まらせる。

 凱は、初めて彼が感情を示すような動きを見せたように感じた。


「もう一度聞く。

 何故、我々と協力して行動しない?

 そして我々に充分な情報を提供しないんだ。

 理由があるというなら、納得のいく説明をしてもらおう」


「断ったら?」


「お前達の、地下迷宮ダンジョンへの訪問を拒絶する」


「それは、仲間と認めないということだな」


「その通りだ」


 互いに感情を表に出さず、淡々とした口調で語る。

 全く視線を逸らさず、互いに睨み合うように。

 

「ひ、ひえぇ、勇次さん、なんかすっげぇ怖い……」


「アイツ、こういう時結構迫力あるんだよね」


 今川とティノが、身を寄せ合うようにして二人を見つめている。

 いつしか会話が止まった二人の間に、再度凱が割り行って来た。


「ナオト。

 お前はどうやら、仙川の許に長年居たそうだな」


 突然、凱が語り出す。

 その言葉に、ナオトの眉がピクリと動いた。


「ああ」


「その時に、仙川から何か聞いているんじゃないのか?

 そうでもなければ、お前らがANNA-SYSTEMの情報を俺達より知っている筈はあるまい」


「……」


「俺達が欲しいのは、まずはその情報だ。

 この他にも、お前達が知っている事があれば教えてもらおうか」


「それは……」


 珍しく、ナオトが言い淀む。

 表情や態度こそ変わらないものの、今までと違い、明らかに動揺している。

 凱は更に追求しようとするが――


「待って!」


 突然、背後から少女の声が響く。


「霞!」


 いち早く反応したナオトが、凱を押しのけるようにして走り出す。

 顔色が悪く、どこかふらついた感じの霞に駆け寄ると、ナオトは両肩を掴んだ。


「大丈夫なのか?」


「うん、なんとか……まだちょっとふらつくけど。

 多分、ミスティックのかけてくれた科学魔法が効いてるんだと思う」


「そうか……それは良かった」


 ホッとした表情で、霞の顔を覗き込む。

 その呟きには、先程までと違い、明らかに彼女を案ずる感情がこもっている。

 凱は、驚きの表情で二人を見つめた。


「お、おい、本当に大丈夫なのか、霞?」


 ナオトの後ろから呼びかける凱に無言で頷きを返すと、霞はナオトに真剣な表情で向き直る。


「話した方がいいよ、ナオト」


「待て、それは」


「せめてアップデートの事だけでも。

 そうじゃないと、みんなが納得しないし」


「う、うむ……」


 ナオトの顔に、迷いの色が浮かぶ。

 戸惑う彼の態度が妙に新鮮で、勇次と今川、そしてティノは、スススと二人にすり足で接近した。


「ナオトさぁん、ここはもう、素直にゲロっちまいましょうよぉ~」


「そうだよそうだヨ! 隠し事は良くないからね!

 さぁ、スッキリしちゃおうってば!」


「お前ら、なんか気持ち悪いぞいきなり」


「あ、なんて事いうんすか勇次さん!

 俺達はですね、この緊迫し過ぎた雰囲気を」

「ブレイクするためにねっ」


「そういうのはいいから。

 会話が止まっているじゃないか」


「「 しぃましぇん…… 」」


 三人のやりとりを呆然と見つめていたナオトと霞は、雰囲気を乱されたのか、少し呆れたような態度で皆に向き直った。


「アップデートの件だが、実は――」


「ちょ、ちょ、ちょぉっと、待ってくださ~い!!」


 語り出したナオトの背後から、またも何者かが乱入してくる。

 六人の視線が向いた彼方には、肩まで伸びたセミロングの髪を振り乱す一人の少女が居た。


 だが、誰も見覚えがないらしく、全員が顔を見合わせる。


「あ、あの、誰?」


 恐る恐る、今川が尋ねる。

 すると少女は、ちょっと怒ったような顔つきで答えた。


「愛美です!」


「えっ、マナミ?」


「愛美ちゃん?! か、髪ほどいたの?」


「そうですよ~! なんだか、髪のゴムが切れちゃいまして」


「そ、そうか。

 結構、雰囲気変わるんだな」


「そうですか?

 でも、誰もわからないなんて酷いです」


「……」


 あまりにも唐突に、しかも見慣れない髪型で現れた愛美に、全員が驚きを隠せない。

 だが唯一、ナオトだけは表情を崩さなかった。


「愛美、お前は大丈夫なのか?」


「は、はい、なんとか……立って話すくらいなら」


「無理しないで、も少し寝ていた方がいいよ愛美ちゃん!」


「いいえ今川さん、このままだとナオトさんが可哀想ですから」


「「「「 か、可哀想? 」」」」


「可哀想だって。クスクス」


「うるさい」


 愉快そうにほくそ笑む霞に、ナオトが睨みを利かせる。

 キョトンとする勇次と凱、今川とティノに向かって、愛美はベフーンと鼻息を吹かして胸を張ってみせる。

 厚手の白いワンピースが、ふわっと膨れ上がる。


「アップデートのことなら、私からお話します。

 ですから、これ以上もう、ナオトさんを虐めないでください!」


「いや、別に虐めてるわけじゃ……」


「凱さんはお静かに!」


「は、はい」


 凱を黙らせると、愛美は少々怒気のこもった声で、ナオトと霞に呼びかけた。


「お二人とも、いいですね?」


「「 は、はい…… 」」


 なんとも言い難い迫力に圧され、二人はついつい頷いてしまった。



 

 

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