ユメカナッ!!みらいの日記

黒羽冥

第1話みらいの日記

僕の名前は「南雲なぐもみらい」この間までは学生をしていた普通の人間だったんだけど、僕がずっと思い描いていた異世界に転移してしまったんだ。僕と一緒に異世界転移したのは大親友のらいと。一人では心細かっただろうけど彼と一緒なら僕は何とか異世界でもやっていけてるんだ。そんな僕が異世界にきてからずっと日記をつけてるんだけどその中でも異世界に転移来たばかりの話を書いた日記を読む事にするよ!

僕達は異世界に来たばかりで右も左も分からなかったんだけど、まずは食料品店を探したんだ。歩いていると八百屋さんっぽい店をみつけたんだ。今まで見た事のない野菜や果物があった。僕は見た事ない赤色をしたバナナのような食べ物。

「これはどんな名前の果物?」

僕が店主に聞いてみると店主は驚いた顔をする。

「お前!レナナも知らねえのか?」

「レナナってなにさ?」

質問すると店主は一本ずつ僕達にバナナのようにちぎって渡してくれた。らいとは早速むいて食べている。僕が質問するとらいとはモグモグ食べてしまった。

「どうなのレナナ?」

何も言わずに美味しそうに食べていたらいとは急に停止すると次の瞬間叫んだ。

「すっ……」

「らいと!すって何さ?」

「すっぱーーーい!!!」

らいとがすっぱさに悶絶してると店主は笑っている。

「あ〜っはっはっは!そりゃレナナはそういう果物だからな!」

なるほど!バナナのような形をしたレモンかな?僕が一口食べてみると、確かにレモンの酸味のバナナって味だ。

「じゃあ次は……」

そんなこんながあり異世界の暮らしに早く慣れなきゃな…と思ったんだ。僕は日記のページを閉じる。

「らいと!お腹空いたーーー!!」

僕が叫ぶとキッチンかららいとの声がする。

「みら!待ってろ…今日はザニア魚が安かったからザニア鍋だな……。」

僕はまたらいととの異世界生活日記の一ページを刻むのだろう。

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ユメカナッ!!みらいの日記 黒羽冥 @kuroha-mei

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