日記帳になにをかくのか

野林緑里

第1話

小学生のころ、私はピアノを習っており、年に一度その発表会が行われていた。


発表会に出ればもれなく、参加賞としてなにかをもらうことができる。


毎年その品物は違っていた。


一年生の頃は鉛筆


二年生はパズル


三年生はアルバム


四年生はノート


といった感じでなぜかすべてがミッキーマウスの絵柄だった。


それはピアノの先生の趣味だったのか、ピアノ教室の方針だったのかはしらないが、とにかくミッキーかミニーのイラストだ。個人的にはケロッピーがすきだからその絵柄にしてもらいたいものだが、もらったのだから文句は言えない。


そういうことでありがたく使わせてもらっていた。


そして、五年生。


五年生になるともちろんミッキーマウスの表紙。


結構それなりに分厚い日記帳だった。


日記というものは夏休みの宿題ぐらいしか書いたことのない私だったのだが、せっかくもらったのだから毎日書いてやろうと意気込んだものだ。


もちろん、もらってその日は書いた。


翌日も書いて


その翌日も書いた。


だけど、そのつぎは書かずに何ヵ月も過ぎるという事態になる。


よくある三日坊主だ。


とにかく日記というものは長続きしない。夏休みの絵日記の最後あたりに一気書きするぐらいなのからかけるはずがない。


だけど、あとで読み返すと飛び飛びながらもちゃんと文章らしきものはかけていた。


けど、これは日記帳とよべるのだろうか。


もちろん、ある日の些細な出来事か書いてある日もあるが、


「大好きなんだよね」と連発している部分もある。それを書いたときは、好きな人でもいたのだろう。


逆に「あいつ嫌い」の連発。けれど、「あいつ」ことばかり書いていることから考えると過去の私はそれなりに「あいつ」を意識していたことがわかる。


あとはなんか小説のネタらしきものがいくつかあったりする。


これから書こうとしているストーリーのあらすじだろうか。


なんかイラストまで書いてあるぞ。


そんな感じで日記帳は


完璧に日記という枠組みではなく、もうカオスのように書き綴っているんのだ。


わけがわからない。


これが日記と呼べるかと思いながらも、はるか昔書いた日記帳を除き見ていた私は読み終えたのちにそっとそれを閉じた。


それからずいぶんと時間がたっている。


あの日記帳はどこへいったのだろうか。






つうか


この文章はわけのわからないカオスになっているような気がする。



のりです。



のりで書いただけです。



お題が日記だったので、思い付くままにかいてしまいました。






それでは





おしまい


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日記帳になにをかくのか 野林緑里 @gswolf0718

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