177.戸惑いと確信

4月7日(日)


最初は庇護欲かなって思ったんです。こんな何の力もスキルもない女が何言ってんだって話です。でも本気で「守ってあげたい」「そばにいたい」と思ったんです。


今も庇護欲というかそれに近しい気持ちはあります。だからよりこれが何なのかどういう心情なのか、自分の気持ちが分からなくなりました。


同性の子にそんな風に思うだろうか。でも実際この気持ちに嘘も偽りもない気がする。勘違いとかそんなものでもはない気がする。


でも自信が無い。今まで異性との受け身の恋愛しかしてきていないし、ちょっと心が不安定な時期でたまたまそうやって変に揺らいでいるのかもしれない。


だからこの子を可愛いと思うのも守りたいと思うのも、全部嘘だろう。そう言い聞かせました。何度も調べて勘違いかも?と思う日もありました。


でもまた会って彼女をみるとどうも今日は帰りたくないなと思うのです。そのくらい彼女は可愛くて魅力的なんです。


これが何かって明確な名称は正直分からないです。でも間違いなく彼女が好きで今後も一緒にいたくて、私の1番であることに変わりはないです。


そしてそんな私の気持ちを受け止めてくれた彼女にとても感謝しています。今後どうなろうがまずは一緒にいることを選んでくれたこと。毎度予定を合わせて会ってくれていること。その事自体が奇跡で有難いことだなと思っています。


本来なら全世界に自慢したい私ですが、仮に彼女の目にこれが止まると恥ずかしいので辞めておきます。


彼女の私に対する気持ちが、今後も恋愛感情じゃなくて友情だったとしても。いつか何かのタイミングで私の傍から離れたいと言われたとしても。どんな形であれ私は彼女を大切にしていきたいし、ずっと1番の味方でありたい。


そしていつか!いつか彼女の頭を撫でられる日が来たらいいなと思います。さすがにキモイかな。この辺にしとこ。

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