176.自分主体でもいいかな
4月6日(土)
この歳になるとそろそろ結婚する人はするんだろうと思うけど、私には正直全くその気がないです。そのうちするかな!とかもない。
一生一緒とかずっと君を守るとかそういう世界を夢見てた頃はこうなるとは思いもしなかったんだけどな。今となっては漫画やアニメで十分。現実そんな甘いわけないだろって常日頃思ってるので、仮に誰かに言われたとしても何も響かないと思います。
それにそう思えた人は居ませんでした。この人に守られたい!と思う人もいなけりゃ、正直一生私の傍にいてよ!って人も居なかった。
これまでずっとただ何となく今後も一緒に居れたらな、とかそんな曖昧なもので。未来なんて分からなくて確約もないし、この世には人で溢れかえっているのに同じ人とずっと居続けるなんてそんな事できるの?と思って過ごしていました。
こんな私を好いてくれているんだから私も好きでいよう。相手と擦り合わせて徐々に深い関係を築いていこう。そう思えば思うほど苦しくなっていきました。私は相手と同じくらい好きになれない。同じ気持ちにはどうしてもなれない。結局その重圧に耐えられなくなって、自分から離れてしまいました。
今もその根本は変わらないかもしれない。でも自分主体ならそうでもないことが最近分かりました。
ここだけの話、気になる人ができました。気になる人と言うとまた少し違う表現かもしれない。その人に対しての気持ちは今まで私が思わなかったことです。
初めは「隣にいたい」「この先も会いたい」という些細なものでした。数年ぶりに会ってそんな気持ちが湧いたのです。
その子と会った帰りに「私が隣にいたい」「他の人に取られたくない」と思うのが不思議でたまりませんでした。それは友達としてなのか。なんでこんなに気になるんだろうか。会う時に少し緊張するのはどうしてだろうか。
こう思うのも不思議ではないんですよ。だってその子は女の子で同性だから。私は同性に対してこんな気持ちを抱いていたのです。そして強く思いました。あぁなんで私は男じゃないんだろうって。
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