154.怒りって本当に厄介
12月20日(水)
前回の続きです。
その事件後もイベント内でちょっとした不運な出来事が重なりました。イベント2日目で疲れMAX。加えて全ての抽選に落ちてしまってずっと気分がいいとは言えない状態でした。
応募できてなくてごめんね、という彼に初めは「別に仕方ないよ」「大丈夫だよ」といった私ですが、帰る頃には最悪な気持ちで心がいっぱいいっぱいになってしまったのです。
「楽しかったね」と彼が言ってくれることに対して「今日は散々だった、思い通りにならなすぎた」的なことを言ってしまいました。
彼は笑って宥めてくれていましたが、きっと凄く悲しかっただろうなと思うのです。
私と一緒にイベントに楽しめるようにとチケットを応募してくれて、当ててくれたのは彼です。それまでにたくさん下調べして、サイトのURLや当日の動きや仕組みを教えてくれたのも彼です。行けるだけでも感謝すべきだったのに。仮に応募し忘れたものに応募できていたとしても落ちていたかもしれないのに。
私にたくさんの非があります。もっと自分で抽選時間をメモしてお願いするとか、彼の言葉に甘えて任せるのではなく、自分で管理して確認するとか方法はいくらでもあったはずです。
もっと彼の立場になって考える必要がありました。私はそういう大きなイベントにはこれまで何回か参加しているので慣れているけど、彼は初めてで不慣れだった。彼だって疲れていたし、気を使ってくれてそれでも楽しめるように動いてくれていた。誰だってミスはあるし、もっと私が寛容にならないといけなかったんです。
冷静になってみるとこんなにも私が未熟な人間であることを思い知らされました。どこまでいっても自己中で、それが現実の人間関係でも被害を及ばせていることにショックを受けました。
どんなにイライラしていたとしても言ってはいけない言葉があります。それを彼にぶつけてしまった。今後私はこのような事がないようにより自分の行動に注意しなくては、と反省しています。
怒りってものは本当に厄介です。自分やその周りのものを壊す力を平気で持っています。私はもっとこれを操れるようにならなくては、と思った出来事でした。
とりあえず彼には誠心誠意謝ろうと思います。本当にごめんよ。そしていつもありがとう、と。
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