第2話 思春期時代 小学生

小学3年の冬


雪がいっぱい積もる中、地元のサッカー教室から帰ってきた時


お父さんから、転勤の話を聞かされた。


小さかった僕は、違う土地に行けると言う事でワクワクしながら話を聞いていたが、


中学生のお兄ちゃんは、一人浮かない表情


転勤で、また友達が居なくなると言う事を2回経験してるので中々現実を受け入れる事が出来ず、親と口論してたのを覚えている。



三学期最後に、みんなにお別れの挨拶をしてる最中に僕もようやく自分の状況を理解し、教室でめちゃくちゃ泣いたのを覚えてる。


それでも、最後は笑顔を忘れずみんなに


またね!っと告げて、東北から関西へ

引越しをした。



いまでも、みんなからもらった手紙は大事に取ってある。


関西に着いた時、道路に驚いた。


スクランブル交差点など見た事もなく、街はキラキラ光る綺麗な風景。


車も沢山走るし、雪なんか全く積もってなく

僕は都会に興味が惹かれていった。



小学転入の日、僕は希望を抱きながら

全校集会の壇上で自己紹介をした。



いきなりざわつき出す生徒のみんな


なんだ?





方言が強すぎて何を言ってるのか、わからなかったらしい。



僕は、目立っていると勘違いし

自身のクラスに行った。


再度自己紹介した時に、

「こいつ、なにゆってるん?おかしいんちゃうか?」「アホや、あほや!」


と聞こえた。


馬鹿にされていたのだ。



自分では、普通に喋ってるのに

それが通じなく、挙句の果てに、キモい

など言われた。


あーまたイジメだ


僕は悟った。

先生が上手いことフォローに入ってくれたけど、中々みんなと打ち解けるには時間がかかった。



僕は諦めない、どんな時でも笑顔でいるんだと。ウルトラマンは諦めない。


そう信じて、持ち前のネタ


当時アニメでハムスターのアニメがやっていたので、モノマネができるとみんなに告げる。


自らハードルを上げでいくスタイル。

この頃は怖いものなしだなと自分でもおもう。


会心の「○ム太郎さんー」

とモノマネをカマス。



異常に似てて、みんなからの大爆笑の渦。


掴みは完璧。畳み掛けるように、当時人気だった番組「○う犬」からパタヤビーチのモノマネをしたときには、しれず知れずみんなも

パタヤビーチをやっていた。


関西特有、お笑いをしたら人気者になれるのを活かし、すぐ友達は増えていった。







そんな僕も、6年生になり

関西弁も使えるようになり

みんなと打ち解け、楽しく過ごしていた時に、初めて女の子に興味を示してきた。




学校の帰りに、友達から面白いビデオがあるとの事。


友達8人くらいで集まり、友達の家に。


当時は、VHSがまだ流通していた中、

アダルトビデオがあるとの情報が。


小学生の頃はまだ、体育の授業は男女共有に教室をつかっている為、女子との距離が近かった。


保健体育の授業で、女の子の体や、男の子の体について授業を行っている為、なんとなく性について興味があった。


友達が、帰り道の田んぼに落ちてたビデオがえらい大変なものだったとみんなに告げ


僕らは胸をワクワクさせて、

視聴に臨んだ。




その視界には、動物の交尾みたいな風景が映っていて、初めてSEXと言う描写を目に入れた。



女性からは、快楽を得る喘ぎ声がなり、

身体を交える事に鳴り響くピストン音



小学生の僕らには、他人の女性の○っぱいが

見えるだけで興奮し、昔の大きく表示されるモザイクの後ろにはなにがあるのか?

興味を抱き、小学生ながらフルボッキをした記憶がある。




その時、ビデオデッキがガチャン!っと音が鳴り響き画面が暗転。




なんと、ビデオデッキがぶっ壊れたのです。





どうしようもない絶望感。持ち主の、友達が焦る中、家の方から母親の声が。




オワタ

完全にオワタ



僕らは、必死にボッキした息子のムスコを隠しながらビデオデッキを家の外に持ち出した。



あの時は、めちゃくちゃ笑ったなー


みんなで、ビデオデッキをドライバーで分解し中からビデオを回収した作業。


みんなで笑いながら、日汗が滴る夏の出来事でした笑笑。


当然、ビデオデッキは壊れみんなで謝罪しに。



本当にあの頃は面白かった。


ちなみに、女優の名前は、みのり


未だにどなたか分かっていない。






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