第9話 夜の観覧車で……
昼休憩を終えた弓弦とえるは
『今度は、何に乗る?!』
と……なかなか決まらなかった。
それも、そうだ。
2人は、昼ご飯前に、ほぼ乗り尽くしていたからだ。
えるは、思案していると……
良いことを思い付いた。
『手を繋いで、散歩がてら
遊園地を、ゆっくり巡ろう?』
弓弦は……
『それも良いんだけど。俺は
えると、二人きりになりたいな』
今日の、弓弦はかなり、責めてくる。えるは、さっきの海の時みたいにならないか?
心の中で……少し不安だった。
えるは、弓弦に
『じゃあ、夜になったら
観覧車に一緒に乗ろう?イヤ?』
弓弦はご機嫌になり。
『良いよ!そうしよ。❤』
2人は、手を繋いで歩き始めた。
遊園地中をくまなく歩いていると……パレードが始まる時間と
重なった。
えるは、そのパレードが
見たい!!と弓弦におねだりした。弓弦はえるの喜ぶ笑顔を
見ながらも
『えるは、可愛いな?仕方ないなぁ~。💨』
2人は遊園地を巡るパレードを
しばらく手を繋ぎながら
見ていた。
パレードは色とりどりな
電飾が点灯していて、とても
幻想的で……そして非日常的
な空間を作っていた。
えるは、その幻想的なパレードを見て、考えた。
『弓弦くんに……体を許すの
……どうしよ。』
ポツンと、えるはつぶやいた。
弓弦は、相変わらず幸せいっぱいな表情を浮かべていた。
夕刻が過ぎ……遊園地中に
美しい電飾が、ところ狭しと
付き始めた。
弓弦は……えるの手を引いて
観覧車へと向かった。
えるは、胸が高鳴りつつ、弓弦
に付いていく。
《いよいよ、二人きりに!》
お互いが、緊張していた。
観覧車の中へと乗り込むと
えるは、弓弦に話を始めた。
『弓弦くん?私ね……あの、
……弓弦くんとなら、
して良いよ!』
と……言うとえるは真っ赤になり
下を向いた。
弓弦は、聞き逃さなかった。
弓弦の顔は、突然真剣な表情を
浮かべた。
『える……好きだよ?』
弓弦は、えるの頬に手をそっと
やり、唇を重ねた。
弓弦は……次第に激しくキスを
し始めた。えるの口からは
甘い吐息を漏らしていた。
『弓弦くん…………っ!』
服の中に、弓弦の手が入ってくる。えるは心臓が飛び出そうな
ほどに、緊張していた。
えるのブラジャーのホックを
外した弓弦は……えるに
遠慮なく攻め込んだ。
胸をもみながら、唇を激しく
むさぼり続けて
弓弦は……ガマンが出来なく
なった。
『える?愛してる。』
観覧車の頂上へと……着く頃には
弓弦の上に、えるは
座りながらも弓弦を、
求め始めた。
弓弦が、
『いくよ。える……。』
『あぁ……アンッ!!はぁ……』
えるは、耐えきれずに……
腰を激しく降り続けた。
観覧車は……ゆっくりと
降りていく。
2人は、密室内で……限られた
時間しかない。という
現実に……異常に燃えまくっていた。えるは
大きな声で……あえぎながら
弓弦に……自分から激しくキス
をしていた。
弓弦も、えるを求めた。
『えるっっ!!!ウッ!!』
次の瞬間……。弓弦は、えるの
中に、出してしまいそうに
なったのだが、えるの頭を持ちながら、自分のモノへと
いざなった。えるの口の中に
弓弦は、全てを発射した。
えるは、その液体の全てを受け止めて、
コクン。と……飲み干した。
弓弦と……えるは
疲れきっていた……。
夜の観覧車の中で……
2人は結ばれた。そして。
帰りの車の中でも
お互いを求め合い、何度となく
激しく、求め合ったのだった。
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