第3話 母親からの言葉。
キイーッ……。
ただいまー。
私は……ドアを開けて、少しの
罪悪感と、高揚感で
家に帰ってからも……ドキドキ
と、胸が高鳴っていた。
リビングへ向かうと、
お母さんが……少し不機嫌だった。
私は……首をかしげる。
『どうしたの?』
お母さんは……私に近づいて
一言放った。
『える!!今の男の子は何?!』
私は……心臓の鼓動の脈が
早くなる。
『…………。あの。えっと』
母親には、全てお見通し
だったのだ。
私は……何も返事ができなかった。
『《《あんな男のどこが……?
どこがッッ!!》》しっかりしなさい!!える?!……。』
私は……弓弦くんの悪口を言う
母親にそっぽを向く。
そして2階の自分の部屋へ
駆け上がっていた。
【バーン!!!】
思いきり扉を閉めた。
私はベッドに倒れ込んだ。
【私は……私は……弓弦くんと
またデートするの。逢いたい。
助けて、もうやだ。弓弦くん】
私は……枕に伏せって涙をこらえ
ていた。
そういえば。
弓弦くんは、大学生って言ってたな。この近くだと前田大学よね?
キャンパスに向かえに
行こうかな?弓弦くん……
なんて思うかな?
枕を胸に抱き締めて、
弓弦くんとの帰り道を想い出す。
キス……したいな。
弓弦くんは、大人だった。
とても、私が今まで見てきた
男の子達とは雲泥の差
だった。
弓弦くん……好き。
私は……いつしか、彼に
抱かれている妄想をしていた。
指が、、、自然とヘソから先へ
這うように動く。
私は……下着の中に手を
入れていた。
その先、、、。弓弦くんを
妄想して指でもてあそぶ。
自然と声が……漏れる。
息が荒くなる。
『……ッッ!!……あッッ……
あんッッ……弓弦く……ッッ
あんッッ!!ああ……はぁ。
あはッッ……あんッッ!!』
一人きり。私は……涙をこぼした。切なさが加速する。
貴方に抱かれたい
しばらくして……
私は……また下着を濡らしていた。
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