ヨンバンと話す。

第49話 ヨンバン、助けて。

　最近どお？

「最近？」

　久しぶりだよね。

「ああ、うん」

　ここのところ一人で頑張ってみたんだけど、スケジューリングが難しくて。

「ああ、それならわたしが引き受けますよ」

　そう言ってくれるの；；

「ええ、ろくに休みもせずに仕事できるわけがありません」

　ありがとほほ；；

　お礼は何がいい？

「えーと、お礼？　ありがたく頂戴しますよ」

　黄色い花なんてどお？

「黄色い花、好きです」

　近いうちに買ってくる。

　本当に感謝してる。

「まかせてくださいって」

　お願い致しますー；；

「あい！」

　ありがとー；；

「いえいえ」

　ヨンバンって気働きがすごすぎ。

「ええ？ｗ」

　だって、突然訪ねてもにこやかに対応してくれる。

「あ、それは……ずるいこと考えないようにしてるんです」

　ええ、それはすごいよ。

「すごくないですよ」

　人間はみんなどこかしらずるいこと考える。

「うーん」

　考えたくなくても考えてしまうものなのに、ヨンバンって清廉潔白って感じ！

「そんなｗ」

　いやいや、ほんとだよ。

「うれしい」

　つつましやかだと思っていたんだよ。そういうことだったんだ！

「ｗｗｗ」

　じゃあ、悪いけれどまたお願いします。

「あい」

　失礼いたしますー。