第27話 幕間 乙女騎士団お風呂での休息(2)
乙女騎士団4人組はギルド横にある共同浴場に突撃した。
料金は冒険者価格の銅貨1枚。(格安だ!)
建物は木造2階建てで1階が浴場で2階には酒場と簡易休憩部屋がある。浴場は男女別で更衣室と浴室になる。浴室の広さは洗い場、浴槽共に20人が使用出来る程度だ。(結構広い)
4人はお金を払って更衣室で服を脱ぎ浴室に入った。夕方なので利用客は多い。
「多いわね。あっ!あそこが空いてる。みんなこっち空いてるよ!」
洗い場には地球の銭湯と同じような感じで壁に蛇口が付いていて、お湯が出るようになっている。
4人は据え付けの小さい木椅子に並んで座る。
「ここの石鹸は匂いも無いし泡立ちも無いよね。洗った気があまりしないわ」
「いい石鹸は高いですよね。高ランクの冒険者は持ち込みする人が多いみたいですよ」
雫は鼎の背中を洗ってあげている。
「石鹸もだけどなんでシャンプー無いのかな?どこのお店にも無いよね。石鹸で頭洗うとギシギシするよ~」
桜はちょっと不機嫌そうな顔で頭を洗っていた。
「皆さん髪を洗った後は香油を使ってますよね。私あれ苦手です」
「私はシャワーが欲しい!桶にお湯入れて「バシャー」って、昭和の時代じゃ無いんだから」
身体を洗い終えた4人は湯船に浸かる。
「「「 あ~~~ 」」」
「3人はオヤジ」
「え~、これ言わないと始まらないわよ!」
「あははは、何故か言っちゃうよね~」
「じぃ~」
「なんで真冬は視線を言葉で表して言ってるの…」
「いつ見てもさくらのパイパイはおかしい。大玉スイカ2つ」
真冬は自身の胸部装甲を両手でモミモミしながら眠たそうな目を桜の巨大な胸部装甲に近づけるのであった。(その後では雫も興味深く桜のアルプス山脈を見ていた)
「真冬ちゃん、近い、近いよ~」
「ポッチもデカイ」
「ひどっ!」
鼎は驚き、桜はもう涙目だ。
「色は…」
「もう止めてあげて!」
桜はもう号泣だ。
「桜さんのお胸は素敵ですよ。憧れます。スタイルもいいですよね。色っぽいです」
「巧のおかげ」
「まだ続ける!」
桜はもう湯船に沈んでいる。
「それはそうと夏希さんどうしたのかな?あれから何度もメールしてるんだけどまったく返信ないのよ?」
「桜はいんらん」
「話を戻さないで!」
桜はもう湯船に浮かんでいた。
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