第5話 超ウケる

「やほー」

 うぃー。

「あのね。今日ね。カッパドキアのイザベルが、ナショナリズムのテクノタラートなの。それでね、グランプリがファイナルのトルキスタンでリゾルブ。どうなってんの?」

 どうなってんだろうねぇ。

「それでさぁ、ヨッコたんのね、ってアレか。ヨッコたん知らないか? まぁいいけど。 それでね、ヨッコたんが組長とバリバリだったの。超ウケるんですけど」

 マジすか。

 やべーよ。

「ヤバくない? あれさぁ、きっと、ジェネラルパーパスの、えーと、なんだっけ? あ、想いだし。

た。ドグマ、ドグマのペースメーカーのイノベーションが、マドモアゼルで。バックギャモンだったからさぁー。超ウケる。ヤバくない?」

 うーん。

 確かに。

「だからさー。あたしもね、ウパニシャッドのファンムアンファンがレネゲイドでさぁ。もう、アタルヴァ、ヴェーダ。カナアンでスルタイのアンプラグドなヌーベルバーグ。超ウケる」

 マジすか。

 やべーよ。

「ヤバくない? ライノシロスのドップラーでタキオンのイグニションがさぁ、シーケンスのエスカレーションで、ダンプしまくってたわけ」

 なるほどね。

 そりゃ、厳しいかも。

「でしょーっ? そう思うでしょ? ところが、インタラクションなグローバルのアグレッシヴなパフォーマンスがストラクチャードにアセンブルで、超ウケる」

 マジすか。

 やべーよ。

「ところでさぁ、おなかすかない?」

 うーん。

 確かに。

「あー、パイナップルいっぱい入ったヨーグルト、食べたい」

 マジすか。

 やべーよ。

「ヤバくない? すっごい食べたい。食べないと、空腹感だけで破裂しそう」

 なるほどね。

 そりゃ厳しいかも。

「でも、アロエいっぱい入ったのしか売ってないんだよねー。アロエって気分じゃないの」

 どうなってんだろうね。

「アロエでいっかー?」

 うぃー。

「でもなーっ! どうしよっ!?」

 うーん。

 さもありなん。

 

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怪話集(嗤) @candy13on @candy13on

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