その3 自主企画「【質問企画】あなたの創作論、評論が誰かの参考になる(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾」 八幡西県研究室様
こんにちは、お久しぶりです、始めまして、misakaです。もうすぐ執筆1年(2022-10-25時点)になる私がおこがましくもこの手の質問に答えてみます!
少しでも参考になれば良いのですが……。
※質問についてはコピペさせて頂いています。
※調べてみると、現時点(2022-10-25時点)で58作品ほどにレビューを書かせて頂いています。多いか少ないかはわかりませんが、そんな私の論であることをあらかじめお伝えしておきます。
【レビュー】の質問
・レビューを書くコツが知りたいです!
これは素直に思ったことを書くだけですね。ここが良かった、ここが面白かった、ここに感動した……。レビューを書こうと思った時点で、何かしらの想いがあったことと思います。それを素直に書く。それだけで、大丈夫だと思います。「面白かった」。私含め、その一言で救われる作者様が大勢いると思います。難しい創作論も、高尚な文章も必要じゃなくて、素直な言葉で面白さを伝えれば良いと思います。
もしそれでも困った場合は、テンプレートや評価点などを自分の中で用意しておくと良いかもしれません。私は「テンポ」「読み易さ」「誤字脱字の多寡」「キャラクター」「雰囲気」「新たな知見を得られたか」などなどの評価点をあらすじ→第一印象→読み進めた感想の順番で書くようにしています。ある程度自分の中で“型”を作ると、意外と何を感じていたのか、何が面白かったのかが明確になりました。
・☆2と☆3の差ってなんだろう…
これは上記の「自分の中の評価点」をもとに直感的に決めると良いと思います。ですが、企画でもない限り、基本的にレビューを書くレベルになると☆3なんじゃないでしょうか。きっと「レビューを書いてみたい!」となった時点で作品の面白さは自分の中にあります。それを素直に☆と言葉で吐き出せば、読者様も作者様も幸せになれるはずです。ここで遠慮したり意地を張ったりする必要は、個人的には無いような気もします。誰も得しないですしね……。
・長編作品は何話まで読んでレビューを書きますか?
基本的に、1章の終わりまで読むようにしています。短いものであれば2章まで。章分けされていない作品であれば一山超えたあたりでしょうか。恐らくその頃には作品の魅力が自分の中で咀嚼出来ているはずなので、あとは衝動のままにレビューを書いています。
・情報量の多い作品の読み方を伝授してください!!
そもそもキャラクターの名前等を考えられない・覚えられない私の個人的な癖かもですが。キャラクター含めた固有名詞を覚えないことです。「主人公」「ヒロイン」「男友達」「彼氏」などの要素と要点を押さえて読むと、私は混乱せずに読むことが出来ます。また、こうするとしばらく後に同作品を読み直しても設定やキャラクターを思い出せることが多いですね。第三者がレビューを見ても、キャラの名前を言ったってそれが誰かは知らないはずですし、だったら「~が格好良い」ではなく「主人公が格好良い」と言った方がレビューを読む人に伝わりやすいとも思っています。
私が書くレビューにキャラクター名が少ないこともこれが原因だったりします。自作ですら基本的に「主人公」「ヒロイン」など要素で表記します。
・レビューが書きにくい作品はどんなもの?
難しい質問です……。書きづらい作品にレビューをする機会もそうそう無いですし。
あえて言うなら、各章の終わりまで読んでレビューを書くことが多いですが、読み終えたときに「何が伝えたかったのか」が伝わってこない作品でしょうか。基本的に何かしらの山場を越えているはずなので、登場人物――主に主人公――が成長・変化しているはずです。あるいは作者様が伝えたかった“何か”が見えるはず。それが見えない作品は、レビューを書きづらいかもですね。
でも、そう言う場合は大抵、読者受けを狙わない作者様による作品・キャラへの“愛”が見えるので、それはそれで好きです。それこそ、狂気と呼ばれるものですね。
・レビューを書くときの注意を教えてください
批判をしないことですね。オススメレビューですし、「途中まで」や「面白くない」なんかは書かなくていいと思います。誤字脱字含め、わざわざ触れる必要のないマイナス点をオススメとして紹介するのは違うと、個人的には思います。
レビューを書くのであれば、何が魅力で、どんな所が面白くて、どんな人が読んだら”ハマる”のか。自分はどこにハマったのか。それだけを素直に書けば良いと思います。
【創作】の質問
・推敲の仕方がわかりません
これはカクヨムさん推奨の捜索論に書いてありましたが、プレミスがどうかから見直すことだと書いてあったと思います。つまり、物語を1文で端的に説明した時に、それが魅力的に見えるかどうか、ですね。もし見えないのであれば、一から……。推敲は一から物語を作り直すぐらい大変なことみたいです。
ついでに端的に表せない作品な時点で“良くない”そうです。エンディングとプレミスから考えようと書いてあるほど、大切なことみたいなので知っておくと良いかも?
推敲について悩んでいるのであれば、そちらを検索してみるのもありかもですね。なんたってカクヨムさんのおすすめですから。
・最後まで読んでもらうコツは?
知りたいです、教えてください。これについては私では到底力になれません……。
・「文字を打つ」際に気を払っていることは?
誤字脱字と打ちながら読んで、テンポ感を確認することです。が、この点はアドバイスを頂きながら、まだまだ修行中です。いつも誤字脱字報告ありがとうございます! テンポ感は多少、マシになったでしょうか? また気になる点があれば遠慮なくお申し付けください。
・凝った設定や独特な世界観の「伝え方」はズバリ…
地の文と会話文とを合わせて伝えることです。これについては“良い”とコメントを頂いたこともあるので、多少参考になるかもです。また、他作品を読んで思うことは読者が知りたい情報と作者が伝えたい情報の差ですね。
その取捨選択が出来ている、作品はとても読み易いです。それに、知りたいと思った時に情報が出てくるので難しく複雑な設定で記憶にも残りやすい。情報を出す機会は山ほどあるはずです。一度の機会にこだわらず、あくまでも読者を意識して、情報を開示することが大切なんだと思います。こちらについても、私はまだまだ勉強中です。
・☆を貰うための工夫を教えてください
前提として、面白い作品であれば問答無用で☆がつくのだと思います。
次に、各章の終わりや見せ場・山場の終わりに「おねだり」を書くと良いと言われているので、私はそうしています。ついでにラブコメ・恋愛ものはどうやら“濡れ場”の終わりに書くともらいやすいとか。
困ったら文末でくどいくらい「おねだり」をする方法もあるみたいです。読者も人間ですし、「しゃーないな」で押してもらえることもあるそうですよ。
実際、私も押し忘れていることがしばしばあるので、文末の一文のおかげで思い出して押すこともあったりします。そう言う意味でも「おねだり」は別に悪いことでは無いと思います。ここは作者として素直におねだりして、読者として素直に応える場面ではないでしょうか。
【私情】の質問
・貰って嬉しかったレビューや不快になったレビューを教えてください。
どれも最高のレビューです。不快なレビューは貰ったことは無いですが、批判的なレビューを見るとモヤっとします。
・未読の人には伝わらない「感想」しか書けません。「魅力的な紹介文」ってどう書くのですか?
前提として、素直に面白い気持ちを伝えたレビューは、誰が見ても魅力的な紹介文になるはずです。なので、感想でもいいと思います。
そのうえで語るのならば、このレビューを誰かが読むことを意識して書くことですね。それだけのことに思えるかもしれませんが、たったそれだけで「感想文」だったレビューが「作品」にまで昇華されます。極論、自分の“好き”を読み物とする小説はまさしくそれなわけですし。
その作品の何が面白い・魅力的・好きなのか。それは恐らく自分の中にあるので、あとはそれを誰かが読むことを前提にしてわかりやすくまとめる。それだけでもう、魅力的な紹介文になると思います。
・「伏線」について語ってください(書き手と読み手、どちらの立場からの意見でもかまいません)
→読み手として:相当分かりやすく提示してもらわない限り、頭が良くないので、正直分かりません! なので、ミステリーや純文学を読む際は滅茶苦茶集中して読んでます。読み手としては、そうした伏線に気付かなくとも面白い作品だったらいいな、と思う程度です。で、何気なく読み進めて伏線が明かされた時に「えー!」ってなるあの爽快感が大好きです。
→書き手として:そもそも読者が伏線に気付くことを前提としないことですね。どこかの創作論で『読者に期待するな』と読んだ気もしますが、そもそも読者がキャラクターや伏線注目しているなんて思い上がりだそうで。そりゃそうですよね、私が普段読者としてネット小説を読む際に一言一句に注目することはほとんどありません。それを面白さとして前面に出していいのはミステリーぐらいでは? とすら思っています。ミステリーを読む時はそこに期待していますしね。
なので伏線張りが下手&ファンタジーを主に書いている私としては、あくまでも伏線は作者である私個人が楽しむだけのものでしかないです。それに気づいた読者さんがいたなら「宝くじに当たった!」ぐらいの気持ちで舞い上がった後、丁寧に解説します。
・十万字ほどの長編に挑戦したいのですが短編しか書けません。引き伸ばす方法ってありますか?
エンディングを書く→オープニングを考える→転換点を書く→転換点に行くまでに3つの出来事を用意する→エンディングの山場(クライマックス)までにもう一山作る
でどうでしょうか? 私の場合これで軽く10万字は行ってしまいます……。
・「キャラをストーリーに当てはめている」感が否めません。アドバイスが欲しいです
プレミスさえズレていなければ、いいのではないでしょうか。そこに伝えたい主題があって、それに合わせた世界があって、その世界を駆けまわるキャラクターがいる。それってもう、物語です。
目安になるかは分かりませんが、主人公(もしくは特定の誰か)が変化する過程が物語なのだと創作論には書いてあったと思います。まずは主人公がどうなるのか。つまり物語のエンディングをきちんと見据えてさえいれば大丈夫だと思います。キャラクターとストーリーは切って考えられないものですからね。
・書いてる途中で「これ面白くない」と行き詰まります。予防や対処を身につけたいです
それこそ、推敲の時に語ったプレミスの話ですね。想像した物語を1文で簡潔に言い表した時、面白そうかどうか、です。それを最初に徹底的に考え抜く。
『何かを書くことは、それ以外の何も書かないこと』だったでしょうか。書きたいエンディングを考えて、そこに至るあらゆる物語を取捨選択して……そうして最後に残ったどうしても譲れない物語を作品にする。何かを書く前にまずすべきことだと書いてあったので、実践してみています。エタるとか、時間の無駄ですからね。
一応、私の経験だけで言えば、それでうまくいっています。何よりもまずは作者である自分自身が面白いと思えないと、色々辛いですからね……。あとは他者とその面白いを共感できているか、☆評価や♡応援で確認しています。
以上、ご覧いただいてありがとうございました。生意気な! と思われてしまっていたらすみません。あくまでも読者・作者として1年間、それなりに向き合ってきた私の個人的な意見でした。創作論を書くって難しいし、大変ですね……。
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